あらすじ
世界的なポーカープレイヤーにしてコーチでもあるフィル・ゴードンは『ポーカー~ザ・リアルディール~』や、『フィル・ゴードンのポーカー攻略法入門編』で、自身のキャリアの中で身に付けてきた戦略、助言、専門知識などを惜しみなく分かち合ってきた。そして本書で彼はプレイヤー達にそれらの理論をどのようにして実際のハンドをプレイする上で応用して、賢い決断を自信を持って下せるようしていくかを、事細かく記している。
ゴードンは、彼が過去に実際にプレイしたハンド――キャッシュゲーム、トーナメントの序盤、中盤、終盤、シットアンドゴー・トーナメント、サテライトとスーパーサテライト、ワールド・シリーズ・オブ・ポーカーのファイナルテーブルでのプレイを含む――を読者と共に再現することで、彼がどうプレイしたかだけでなく、何故彼がそのようにプレイしたかを明らかにしている。彼はプロのプレイヤーがあらゆる状況で何を考えているか、的確なブラフだったか疑問の残るコールだったか、といったことを語り伝え、最もプレッシャーのかかるような状況でベストのプレイを導き出すための手助けをしている。
また、個々のハンドを分析していく中で、ゴードンはポーカーのスキルの中でもカギとなるオッズ計算、ショートハンドでのプレイ、テルの見破り方などについて重要な手ほどきをしてくれている。また彼は、自身がプレイした記憶に残るようなプレイ――素晴らしいものも手ひどい失敗も――を取り上げ、何故彼がそのようにプレイしたかを説明し、多くのハンドでは、どのようにプレイすべきであったかについても解説している。この洞察、ユーモア、そして本物のプロのプレイの秘密が詰まった『フィル・ゴードンのポーカー攻略法実践編』は、稼ぎたいと願い、自分のプレイを次のレベルに引き上げたいと思っている全てのプレイヤーに取って必読の書である。
著者紹介/フィル・ゴードン(PhilGordon)
世界的なポーカープレイヤーにして、ポーカーのコーチであり、2回のワールド・ポーカー・ツアー優勝と5回のワールド・シリーズ・オブ・ポーカーのファイナルテーブル進出を果たしている。彼の2001年以降のトーナメントでの獲得賞金は総額で230万ドル超。ベストセラーとなった既刊書の『ポーカー~ザ・リアルディール』や、『フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編』や、TV番組「セレブリティ・ポーカー・ショーダウン」への42回におよぶ解説・コメントを通じて、フィルは世界中でも傑出したポーカーコーチ、そして教則本著者となった。フィルは現在ラスベガスに在住しているが、もっぱらサンフランシスコや、第三世界の旅行をして過ごしている。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あと2、3回読むと思う。ポーカーにハマった理由は「正しい決断を下す」ことを求められること。序章に書いてある以下のことが最も大事な気がする。
最高のポーカープレイヤーの資質
①アグレッシブである
②忍耐強い
③勇気がある
④観察力がある
⑤努力家
Posted by ブクログ
途中で他の本に寄り道しながら読んだので結果的に読み終わるのに数ヶ月くらいかかってしまった。難しい数字がびっしり羅列されている、などと言う事はなくとても読みやすい平易な言葉で書かれている。訳者はプロポーカープレイヤーとして有名なicebeerさんが務めているので違和感無く読み勧められます。
フィルゴードンはこの本では主に3つの事を語っています。「アグレッシブにプレイする事」「状況に応じた決断を下せる事(=我慢強く、勇気がある)」「ギャンブラーではなく勤勉であること(=観察力があり、スキル向上に努力出来る事)」
これらの事をフィルゴードンが信じる強いポーカープレイヤーを強くたらしめる頂点の要素であり、本書ではこれらの事を実現する為の土台について詳しく解説されています。
私自身の事で言えばトーナメント戦略やテル(癖)のパターン読みはとても参考になったのですが、アグレッシブスタイルに切り替えてから何故痛い目を見る事が多くなったのかを本書を読む事で少しでも理解出来たのは助かりました。
本書にもテキサスホールデムのルールは付録として掲載されています。ルールが付録というレベルなので完全なポーカー初心者がこの本を手に取って読むと全く意味が分からないと思います。まずは「ひゃっほう掲示板」等でルール、セオリーを勉強し、オンラインかライブで少しプレイしてから本書を読むとスキル向上に間違いなく役立つ一冊となるでしょう。
Posted by ブクログ
自分の番までポケットを見ない
9人卓ならアーリーでリンプもあり
大人数ならブラフを減らすこと
ポットコミットを見破ること
ポジションが悪い場合は早く降ろすか降りる
スーテッドのみ→Kあれば参加
スーコネ、スーテッドワンGコネは参加9♠︎7♠︎
Q6.J5のような両面ストレートドロー手
ドミネイトできているか注意する
AKvsAQ 74%
AKvs72 67%
つまりAJ AQ KQ KJは注意
スモールポケットペアはプリフロでジャストコールでなるべく人を残す(フロップでセットになる確率10%)
フロップでフラッシュドローとストレートドローはベット
両面ストレートドローはチェック
基本は仕掛ける側になる
フロップでのツーペアはそれ以上強くならないが、かなり有利である。
ボトムツーペアならターンでアグレッシブに
トップボトムはボードでミドルペアになると、ボトムがキッカーになり不利になるため、降ろしたい
フロップセットは相手にトップペアがあればベットする
ターンは罠にはめる場ではない。
ターンでベストハンドならリバーまで行かずに降ろすべき。
ターンで相手が弱気、自分のアウツが増えた場合はセミブラフ
弱そうなハンドがリバーでビッグベットはブラフ
強そうなハンドがリバーで弱気は罠
(プリフロから弱気ならブラフもあり)
レイズ前にスピーチがあれば要注意
同額でも違うチップを使うことのテルは?
3枚同じスーツが落ちた時にポケットの確認をしたら1枚が同じスーツ
フロップでの素早いコールはドローハンド
チップを見る 良い手
チップを静かに置いて背もたれにかかる
→強いハンド
チップを投げて前のめり
→ブラフ
アウツにターンリバーなら4倍
リバーのみなら2倍を掛けて勝率が出る
スーテッドはオフスーツより3%しか勝率高くないが、フラッシュドローも込みでベットしたりランナーランナーフラッシュで不意打ちできる可能性があるので、幅は広がる
AKはドミネイトしやすいのでかなり強い
ポッドオッズ
ポッド5000 レイズ2500 7500(相手のレイズ込みポッド):2500(自分がコールする額)=3:1
1/3+1 25%の勝率が必要
インプライドオッズ
ポッドオッズに相手のコール想定と自分のコール想定を織り込む
ビッグレイダウンができるかどうかが鍵
コールでベットし、ターンでコンティニューベットしないブラフプレイヤーに対しては、コールは受けてターンでチェックならブラフと読む
ルーズプレイヤーにはフロップで良いハンドまで待つ
スーパーアグレにはチェックコールで上げさせてハンドを待つ
オーバーベットするやつには、
良いポジションならできるだけ参加する
ミニマムベットするやつには、
ドローハンドをできるだけ参加する
ベットは毎回同じタイミングですること
コーリングステーションには着いて来させてナッツでオーバーベット
Posted by ブクログ
若干トピックごとの纏まりがないような印象があったものの、基本的な心構えからプリフロップ/フロップ/ターン/リバーといったそれぞれのフェイズでのアクション、確率論、心理学に至るまでポーカーで勝つためのあらゆる項目が網羅されていて、初級者から中級者にレベルアップできた気がした。