【感想・ネタバレ】裁量トレーダーの心得 初心者編 ──システムトレードを捨てたコンピューター博士の株式順張り戦略のレビュー

あらすじ

なぜ大衆はいつも間違うのか。なぜバイ・アンド・ホールド戦略はうまくいかなくなったのか。どうすれば新しく発生したトレンドにいち早く乗れるのか。どんなセットアップがうまくいくのか。なぜ安値で買って、高値で売ろうとする戦略がうまく機能しないのか。なぜファンダメンタルが良好な株を買っても損をするのか。どうすれば利益を上げる考え方ができるようになるのか。どうやれば次のメジャートレンドを見つけることができるのか。どうやればマーケットの心理を読むことができるのか。

どうやれば個人トレーダーの成功を阻む障害を克服できるようになるのか。短期でも長期でも利益を得られるトレーディング法とはどんなものなのか。

デビッド・ランドリーは自らが考案した株のトレーディング法によって、20年近くにわたってマーケットで成功してきた。彼のキャリアで際立っているのは、トレンドがさらに発展するのか、転換するのかを予測して、それをトレードに生かす能力だ。彼はだれでもできる単純なトレーディング手法を用いて、一貫してウォール街に打ち勝ってきた。

デビッド・ランドリーは相場について学び、悩んでいる投資家やトレーダーに彼の知識を分け与えたいと常に考え、そして、ついに初心者のための本書を書いた。本書では、マーケットに流布している誤った神話と真実を明らかにし、どうすればマーケットで定期的に利益を出せるかを教えてくれる。

あなたが投資やトレーディングの初心者であれ、これまでずっとマーケットとかかわってきた人であれ、本書からウォール街に対する新鮮な見方と新しい手法が得られるだろう。マーケットで一貫して利益を上げるために必要なもののすべてが、本書に余すことなく披露されている。ウォール街が本当はどのように動いているのか、そして、思いもよらないほど冷酷なマーケットで成功するために何が必要かを、本書で学んでほしい。

著者 デーブ・ランドリー(Dave S. Landry)
TradingMaekets.comの共同設立者兼定期寄稿者。ルイジアナ大学でコンピューターサイエンスの理学士、南ミシシッピ大学でMBA(経営学修士)を修得。20年以上にわたって、独自に考案したトレーディング法で成功を収める。公認CTA(商品投資顧問業者)のセンシティブ・トレーディングやヘッジファンドのハーベスト・キャピタル・マネジメントの代表で、2/20EMAブレイクアウトシステムなど多くのトレーディングシステムを開発。また、多くの雑誌に寄稿し、著作も『裁量トレーダーの心得 スイングトレード編』(パンローリング)や『デーブ・ランドリーズ・10ベスト・パターンズ・アンド・ストラテジーズ』などがある。

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Posted by ブクログ

★★★☆☆
株がやりたくなる本
【内容】
極度にシステム化されたマーケットを打ち負かすのは「常識」だった!

【感想】
スイングトレード編と同じようなことが書いてあるので、どっちかでもいいかも。

この本を読むと真面目に株をやってみたくなるから不思議だ。

【引用】
・安値で買おうという試みは敗者の戦略だ。高値で買って、さらに高値で売るほうがずっとよい。

・小鳥のように食べて、象のようなフンをするな。

・移動平均線への別れのキス
1. 10本以上移動平均線から離れている
2. 移動平均線へ向かって押す。(安値は移動平均線を下回る)
3. 直近の高値を上回ったらIN

・デイライト語の最初のキス
1. 主要な新安値をつける
2. 反転上昇を始める
3. 10日移動平均線を安値が5本以上上回る。
4. 移動平均線に触れる(or下回る)
5. 直近の高値を上回ったらIN

・ボウタイ
1. 移動平均線が「10日SMA>20日SMA>30日EMA」に変化する(4日程度)
2. 高値と安値を切り下げる(最低でも1本の押しが必要)
3. 2を上回ったら買う

・8日以上も押す株は無視する。それはトレンドの終わりの確率が高い。

・短期の予測をして、正しくトレードし、うまくいけば長期的なトレンドにとどまる。

・マーケット全体を分析し、セクターを分析し、銘柄を分析する。

・セクターが好調かどうかは、マーケット全体との差(レラティブストレングス)で見る。

・長期チャートは見通しに使い、トレードでは日足を使う。

・トレードは短期のパターンから始める。

・マーケット全体とセクターでも同じトレンドなら有利だ。

・リスクはポートフォリオの1~2%に抑える。

・予想通りに動くまで、トレードは短期トレードのように管理する。その後、長期的な勝ちトレードに乗れるようにトレールトリガをいれる。

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2014年05月24日

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