あらすじ
市場分析の第一人者として高い人気を誇るラリー・ウィリアムズが1999年に本書の第1版『ラリー・ウィリアムズの短期売買法』を世に送り出してから十余年の月日が流れた。第1版は主としてトレーディングに専念する熱心なトレーダーを対象に書かれたものだが、この間に世界は様変わりし、いまやだれでもトレーディングすることが可能な時代になった。短期トレーディングで成功すればより豊かな生活が待っている――そんな期待を胸に多くの一般人がトレーディングに積極的に参加するようになったのである。
13年の歳月を経て、全面改訂した第2版を引っさげてウィリアムズがついに帰ってきた。大いなる希望を抱いて市場に新たに参入してきた一般トレーダーたちが、市場を理解し、そこから多くの富を引き出す手伝いをするために。短期トレーディングは大きなリスクが付き物だが、そこから得られる利益は計り知れない。堅実で利益の出るトレーディングに必要なものは何なのか。ウィリアムズが力説するのは、優位性を持つこと、そして弱点を克服することである。これこそがトレーディングで成功するための鍵である。
投機からボラティリティブレイクアウト、利益の出るパターンまで、市場に関するさまざまなテーマについて、プロとして長年にわたって洞察に富んだ奥義を伝授してきたウィリアムズが本書で披露するテクニックは検証に基づいた確かなものである。
市場が動くメカニズム、最も支配的なサイクル、仕掛け・手仕舞いのタイミング、勝ちトレードの保持といったトレーディングの基本――ひいてはトレーディングの世界で成功するための基本――だけでなく、効果的な短期トレーディング戦略の徹底した分析、そして独自開発した実績のあるテクニカル指標など、ウィリアムズが半世紀にわたって実践・会得してきた奥義がぎっしり詰まった本書は、これから短期トレーディングを始めようとする人々にとって価値ある情報の宝庫のようなものだろう。本書を片手に、いざ短期トレーディングの世界に繰り出そうではないか!
著者 ラリー・R・ウィリアムズ(LarryR.Williams)
50年のトレード経験を持ち、世界で最も高い評価を受ける短期トレーダー。1970年以降は執筆活動にも熱心に取り組み始め、なかでも、1966年に独自開発し、今でも主要な経済紙や金融・投資サイトで毎日データが公表されているテクニカルインディケーターであるウィリアムズ%Rを基にした著書はベストセラーになった。トレーディング、リサーチ、トレーディングツールの開発と多忙を極めるなか、上院議員選挙に2回出馬し、全米先物協会(NFA)の理事も務めた。また、フューチャーズ誌の「ドクター・オブ・フューチャーズ賞」の最初の受賞者で、「オメガリサーチ・ライフタイム・アチーブメント賞」とトレーダーズ・インターナショナルの2005年の「トレーダー・オブ・ザ・イヤー賞」も受賞。さらに2002年、サンディエゴ市は10月6日を「ラリー・ウィリアムズ・デー」に制定した。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
●2025年8月21日、「トレーダーの精神分析」を読んでで「リンダ・ブラッドフォード」が出てきたので著書を調べて「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」を見つけたので、楽天市場で相場をチェックしてたら、検索結果にこの本が出てきた。3,872円。
Posted by ブクログ
基本的には確率に基づいたトレーディング。
例えば最も株が上昇する確率が高い月、日にち、曜日など幾つかの項目をフィルターにかけてトレードする手法。
数学、確率論の拠る手法。
一言で言ってしまえば簡単だけどその種類とアイデアの斬新さは半端無い。圧倒されすぎて投資家志すの止めようかと思ったくらい。
それと著者はものすごく大量の本も読んでるし。
ここの書かれている具体的な手法は既に賞味期限切れ寸前、あるいは切れているのがほとんどだと思うけど、思考方法や思考パターンは見習う箇所が多すぎて衝撃的だった。
GWにもっとじっくり熟読しよう。
それとトレードステーション完璧にマスターしよう。
加えて本を読んだり研究したり日々努力しよう。
Posted by ブクログ
世界一の短期トレーダー、ラリー・ウィリアムズの思考回路を知ることができる。チャート分析、メンタルコントロール、リスク管理、実践的な戦略など幅広く言及している。
50年以上勝ち続けているラリーでさえ、損失を出したときのメンタルの安定方法に気を配り対策しているのに驚いた。つまり、どれだけ勝率が上がってもメンタルコントロールの大切さは変わらない、ということを学ぶことができた。