あらすじ
「谷越えで買って、山越えで売る」ことが、相場で勝つための鉄則である。テクニカル指標は、この“谷越え&山越え”のタイミングを知るために欠かせないものだ。だが、世の中にはさまざまなテクニカル指標があり、その中には実戦で使えないものもある。本書は、世のさまざまなテクニカル指標について、資金運用の現場から見て“使える度”を5段階評価で表したもの。捨てるべきテクニカルと、利用すべきがテクニカルが一目瞭然となっている。さらに、著者が考案した相場で生き残るためのテクニカル指標〔エス・チャート(S-Chart:サバイバルチャート)〕も本邦初公開。
世の中には、さまざまなテクニカル指標があります。ありとあらゆる角度から「(もうすぐ)上がりそう」「(もうすぐ)下がりそう」という“時期”を掴もうとしていますしかし、ここで気をつけなければいけないことがあります。それは、巷で紹介されているテクニカル指標の中には、「使えない」もしくは「使いにくい」と判断せざるを得ないものが含まれているという事実です。
本書『5段階で評価するテクニカル指標の成績表』が生まれた理由は、実は“ここ”にあります。事実、今までアナリストたちがその立場上、「これは使えない」と思いながらも言えなかったものについても、本書の中でははっきり「使えない」と断言しています。
本書の中で紹介しているテクニカル指標に☆印が3つ以上ついていれば、実戦向きと判断してもいいでしょう。
矢口新(やぐちあらた)
豪州メルボルン大学卒。日米欧の大手金融機関の為替、債券のディーラー、機関投資家セールスとして東京、ロンドン、ニューヨークの三大市場に勤める。2002年5月、株式会社ディーラーズ・ウェブ創業。証券投資顧問業、関東財務局長第1647号。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「概要」と「評価」の2段階構成で簡潔に紹介。
資金運用の現場から見て「どのテクニカル指標が使えるか」を5段階評価で表す。
また、著者が考案した、相場で生き残るためのテクニカル指標「エス・チャート(S-Chart:サバイバルチャート)」も、その算出式を載せるなどできるだけ詳しく紹介する。
[ 目次 ]
第1章 テクニカル分析とファンダメンタルズ分析
第2章 チャートとトレンド
第3章 移動平均線とトレンド
第4章 オシレーター系のテクニカル指標
第5章 トレンドフォロー系のテクニカル指標
第6章 時間を排除し、方向だけを示すテクニカル指標
第7章 最適化の罠
第8章 数字の魔力に注目するテクニカル指標
第9章 日柄(時間)と価格の関係を重視するテクニカル指標
第10章 ボラティリティを組み込んだテクニカル指標
第11章 出来高
第12章 その他のテクニカル指標
第13章 チャートは自己相似性を持つ
第14章 テクニカル指標の思想と素のチャート
第15章 結論
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