あらすじ
恐怖心ゼロ、悩みゼロで、結果は気にせず、淡々と直感的に行動し、反応し、
ただその瞬間に「するだけ」の境地、つまり、「ゾーン」に達した者が勝つ投資家になる!
さて、その方法とは?究極の相場心理を伝授する!
マーケットについてよく知っている投資家はいるだろう。買い時、売り時、有望株を識別する優れた分析手法についてもよく知っている投資家はいるだろう。しかし自分自身についてよく知っている投資家はどれだけいるだろうか?
たとえ非常に鋭敏な分析力があり、かなり意欲的で、幅広く奥深い知識があったとしても、決断力に乏しく失敗を恐れていては、再起不能のミスを犯してしまう可能性が常にあるのだ。実際、多くの投資家がトレードやマーケットの本質について誤解と矛盾した信念を抱いている。そのため客観的な集中力を維持できず、的確な執行に不可欠な自信がなくなってしまい、トレードに悪戦苦闘してしまう。
そして、その結果はどうか。大半の投資家がトレードを始めてから1年以内に、資金の全額か、あるいは大部分を失ってしまうのだ。
マーク・ダグラスはトレーディング・ビヘイバー・ダイナミクス社の代表を務め、金融業界の有力者や大手企業から広く尊敬を集めているトレードのコーチである。約20年間にわたって、多くのトレーダーたちが自信、規律、そして一貫性を習得するために、必要で、勝つ姿勢を教授し、育成支援してきた実績がある。
ダグラスにとって、トレードで成功を収めるカギは、網羅されたマーケット分析や最新型の「システム」ではない。投資家自身の心理の強化にある。そしてそのためにはトレードを確率的視点から考察し、適切な中核的信念を取り入れて「勝者の心構え」を持つ必要があると主張する。「ゾーン」状態に達したトレーダーは、マーケットが次にどうなるか知る必要はないし、気にしない。「自分」が次にどうしたよいか知っているのだ。そこには決定的な違いがある。
本書では、投資家がトレードで一貫した結果を出せない隠された理由を明らかにし、奥底に潜む心の習性がもたらす障壁を乗り越えるため、実践的なプロセスが提示されている。ダグラスはマーケットの神秘に挑戦し、見事にひとつひとつそれを明確にした。すべての株式トレードを支配する「不確実性の原理」を本書から理解すれば、ランダムな結果を大局的に見て、リスクの本当の現実を受け入れられるようになるだろう。
本書から、マーケットで優位性を得るために欠かせない、まったく新しい次元の心理状態を習得できる。「ゾーン」の力を最大限に活用し、大きく飛躍してほしい。
著者紹介
マーク・ダグラス
シカゴのトレーダー育成機関であるトレーディング・ビヘイビアー・ダイナミクス社の社長を務める。商品取引のブローカーでもあったダグラスは、自らの苦いトレード経験と多数のトレーダーの間接的な経験を踏まえて、トレードで成功できない原因とその克服策を提示している。最近では大手商品取引会社やブローカー向けに、本書で分析されたテーマやトレード手法に関するセミナーや勉強会を数多く主催している。著書に『規律とトレーダー』がある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これは投資に興味がない人にもオススメできる本だと思う。読み終えて、「受想行識」について語っているのではないかと思えた。私自身は世界は波のようなものだと認識していて、相場も同じく波だと思っている。「月まで届く相場はない」という格言があるように、上下どちらか一方方向にずっと動いて行くのではなく、山があれば谷がくるようにスイングし、かつそのスイングのタイミングや大きさは予想できないものだと思っている。予想せず儲かって嬉しい思いをしたり、資金をすべて吹っ飛ばすような辛い目にあったりする可能性がある。人は予期せぬ事象に対して、どういう認識や反応を示し、行動するのか、またその対処は、と言ったところをこの本では解説してくれている。
読み終えると自分の認識、物事の受け取り方は変えられるということがわかる。もっというと自分がいかに自動反応で生きているかということも見えてくるだろう。こう言った意味でも、投資に興味のない人にも実生活の中に役立てられると思う。
Posted by ブクログ
当時FXを本格稼働し始めたのが丁度リーマンショックがあった夏だった。
半年位過ぎた頃、中々ポジションをとれなくなってきた時に読んだ本である。
この本を読んでマーケットの見方が変わり少しずつ参加できるようになった記憶がある。
3年前に読み終わった時に書き留めていた感想から少し引用。
『何事に対しても目標を達成した経験のある人は成功の近道を知ってるんじゃないか・・と思わされました。
ゾーンには数々の分かりやすい例え話が載っています。
トレーダーだけでなく、日常生活にも充分役立つ話だと思います。
心理学系の本は初めて読んだんですが、自己啓発本も読んでみるのもいいかと思いました。
ページを捲って初めに印象深かった話..
FXを初めた時に見たチャートと今見るチャートは何も変わってない
というような事が書いてあったような..
表現が難しいので理解するのは時間が掛かりそうですが、何度も読み替えし手元に置いておきたい1冊になりました。
この本を読んで更に思うことを一つ。
自己管理出来る人が成功する。』
Posted by ブクログ
規律とトレーダー の著者 マーク・ダグラス の本だ。
この本ほど、トレーダーの心理 を鋭く述べている本はないだろう。
メンタルコントロール について考え方を書いた良書を
どれか一冊だけ選べと言われたなら この本を選ぶ。
俺は何度も読みたいと思う良書は、声優を雇い朗読させ音声ファイルをつくり
アイポットで聞いている。 聞くたびに新しい発見があるからだ。
ちなみに 人間は 文字の情報は8%しか吸収できない。
音声にすると 33% にアップする。 これをメラビアンの法則という。
この本も声優を雇い朗読させそれを録音した。
リバモア以来 衝撃を受けた本だ。
Posted by ブクログ
相場をするものなら誰もが避けて通れない行動と心理が書かれている。
トレードに対する心構え、建て玉操作、上手くいく人、上手くいかない人と目からうろこの内容となっている。
読んだことがなければ必ず読んで欲しい太鼓判だ!
Posted by ブクログ
トレードに成功するために不可欠な「ゾーン」といわれる心理状態に達するための方法を説いた指南書。
抽象的な精神論ではなく、トレードという目的に沿った解説なので説得力がある。
一貫して勝つためには、どんな投資手法を用いようとも、「ゾーン」は不可欠な心理状態である。
投資をこれから始める人にも役に立つが、何回かトレードで痛い目をみたことがある人、壁にぶつかってしまったと感じているトレーダーにとってきわめて有益な1冊といえる。
Posted by ブクログ
トレーダー必読の書です。特に、エントリーポイントだと思いながらトレードできなかった経験がある人や、今ある利益を失うのが怖くて早め決済をしてしまう人などには最適の書です。
本書は、テクニカルの本ではありません、メンタルの本です。本書では、大多数の負けトレーダーと少数の勝ちトレーダーとの根本的な差は、心理的な違いにあるとしています。
「一貫して勝つ人間には、他人とは違った思考力がある。」
この「他人とは違った思考力」を持たない限り、勝ちトレーダーの仲間入りをすることはできません。でも、この思考力を持ちさえすれば、今日から勝ちトレーダーに変身できるのです。
著者は、トレードを阻害する精神状態や見方をプログラムのバグに喩えています。
「たった一行の傷(バグ)、それもたった一文字が間違って置かれただけでも、そのソフトが機能しないことがある。また、そのバグのあった行とその他の行との関連によっては、その間違っておかれた一文字がほかに完璧に書かれたシステムのパフォーマンスを台無しにしてしまう可能性がある。その解決法は簡単だ。間違って置かれた字を修正すればよいだけの話だ。そうすれば、すべてが円滑に動く。しかし、そのミスを探すのは大変だ。まずはその存在を知るために、かなりの専門的知識が必要になってくる。」
でも、安心してください。「専門的知識」を読者に求めているわけではありません。そこのところは著者が丁寧に解説してくれています。そして、この本を読み進めるうちに、自分の心の中に置かれた間違った一文字に気づき、その書き換えの作業を自分自身でできるようになります。著者の処方箋どおり、書き換えの作業を実行したあなたは、きっと少数の勝ちトレーダーへの道を歩み始めていることでしょう。
正直に言うと、2章までは退屈です。3章から面白くなって、最後まで一気に読み通しました。バグの書き換えの作業も簡単です。というか、その作業をしなくても、この本を読むだけでエントリー恐怖症や早め決済病を克服できました。
Posted by ブクログ
トレーダーの持つべき信念、確率的思考、「今この瞬間の機会の流れ」等が特徴的な考えで、繰り返し説かれています。
個々のトレードの勝ち負けではなく、統計的な結果を信じよとのことです。
熟達したトレーダーは手に届きそうで届かない遥か彼方の「月」に例えられており印象的です。
Posted by ブクログ
デイトレードの手法ではなく、相場に挑むための「心理状態」を著した本です。手法には流行り廃りがあるけど、メンタルには共通のものがある、と私も感じています。その点でおすすめです。読みやすいしね☆
Posted by ブクログ
トレードの本質はマーケット分析でなく思考法であることを改めて意識する。
別の機会でこれに類することを学んでいたので言っていることの3割程度はなんとか理解できただろうか。単独でこの本だけを読んでいたら理解できなかっただろう。
第11章のトレーダー的思考法の「機械的」演習をまさにデモトレードで実践中。それもあって本書の言わんとするところを少し理解する。結局のところ思考の変化は行動が伴わなければできないということなんだろう。
もう少し経験を積んで再読すると新たな発見があるように思える。
Posted by ブクログ
それこそ翻訳に柔軟性がないのが非常に残念。また冗長的な展開だが、それだけ本質は非常にシンプルだということ。ヒューリスティック理論や、プロスペクト理論、ゲーム理論などとも共通する説得力ある内容。
真面目に分析しようとする人や、成功者がマーケットに翻弄されてしまう根拠を垣間見た気がする。
Posted by ブクログ
【みきまるさん株式投資本オールタイムベスト2017年度版第38位】
P13からの「はじめに」だけでも、かなり要約されているなぁ。
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売買に自信のあるトレーダーは、自分を信頼し、
自分の成すべき事を躊躇なく実行する。
これこそ成功するトレーダーだ。
マーケットの気まぐれな値動きを恐れず、
不安を助長するような情報に気をとられるよりも、←(ツイッターとか見たらいかん)
収益機会を伝える情報に神経を集中させる能力を身につけている。
①利益を出すために次に何が起こりそうか知る必要はない。
②何事も起こりうる。
③どの瞬間も唯一のものである。
結果がどうあれ、次に現れる機会を待ち、手順どおりに何度も何度も繰り返す。
第一章「成功への扉」から
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最高のトレーダーと最悪のトレーダーに分類される人たちとそれぞれ仕事をしてきた経験、
また最悪のトレーダーが最高のトレーダへと変身するのを教育してきた経験から、
私は最高のトレーダーがその他を凌駕し続けている理由を特定できたと断言できる。
その理由を簡単に言えば、
「最高のトレーダーは他人とは違った考え方をする」からだ。
最上級者は、何のためらいも葛藤もなくトレードを仕掛ける。
そしてトレードが機能しなくても、同じくらい何のためらいも葛藤もなく、
容易にその事実を認める。
たとえ含み損で手仕舞っても、不愉快な感情はみじんも見せない。
つまり、トレードに内在するリスクで、自分の規律、集中力、
自信を失うことはないのである。
…これ、ほんとに大事だなぁ。
裏を返せば、不愉快な気持ち(特に恐怖心で)トレードをしているのであれば、
トレードに内在するリスクを受け入れる方法を学んでいないことになる。
これは大きな問題だ。
なぜならリスクが許容できない度合いとリスクを避けようとする度合いは比例するからだ。
そして避けがたいものを避けようとする試みは、
トレードを成功させる能力に壊滅的な打撃をもたらすのだ。
トレードには、「常に不透明な将来に直面しているなかで、どのように自己規律、
集中力、自信を維持するか」という根本的な逆説が存在する。
まさにそのことを達成するには、トレーダー的「思考」法を習得しなければならない。
そのトレーダー的思考法のカギとなるのが、
リスクを完璧に許容できるように自分の売買行動を再定義する方法の習得である。
私には一貫した勝利者とその他大勢との差が、「最高のトレーダーは恐れない」
という点以外にあるとは思えない。
自信と恐怖は正反対の精神状態だが、両方とも信念と姿勢から生まれる。
自分がリスクと考えている以上の損が容易に出やすい環境で成功するには、
自分自身を完全に信用する必要がある。しかしその信頼感の確立には、
一貫して成功するトレーダーの「自然とは逆の思考法」を身につけなければならない。
マーケットの動向の分析法を習得したからといって、
適切なトレードができるわけではないのだ。
まず、トレードに適した姿勢と信念を習得する必要がある。
そうすれば、微塵の恐怖もなくトレードできる。
しかし同時に、無謀になるのを防ぐため、枠組みを維持する。
それこそがまさに本書の意義である。
第三章「責任をとる」から
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トレードで適切な成功原理を習得するには、責任の取り方が絶対に重要だ。
トレーダーとして大成するには、いかに自分で責任を取れるかということに
かかっているのだ。
最高のトレーダーは、多くの独特な考え方をしている。
彼らはそのひとつとして、恐れずにトレードを実行し、また同時に軽率なトレードと
恐怖心によるミスを防ぐ心構えを習得している。この心構えには多くの構成要素があるが、
まず注目すべきは、成功者が恐怖心や軽率さの悪影響をトレードからほぼ完全に
取り除いている点だ。軽率なトレードと恐怖心によるミスの排除が、
一貫した収益の達成を可能にしているのだ。
大多数の成功しないトレーダーは、
どのようにマーケットを研究すれば儲けられるかを考えている。←耳が痛い。。。
トレーダー的思考法を習得しようとは考えていないのだ。
「マーケットについて知らないことがあるから損をしてしまう。
だから一貫した結果を残せないのだ」と考え、多くの心理的要因を軽視している。
しかし、事実はまったくそうではない。
私たちが探し求めている一貫性は、自分の心のなかにある。マーケットにはないのだ。
ほとんどの損失の原因が、浮かれているときの間違いや損失、
軽率なトレードを犯す姿勢と信念にある。←鋭い。真実だ。
恐怖心がない状態は、無心の状態「ゾーン」とも言える。
ただ直感的に行動し、反応する。選択肢は検討しない。結果は気にしない。
悩まない。ただその瞬間に「するだけ」なのだ。
ある精神状態を築き、前向きに勝つ姿勢を養えば「ゾーン」の近道に立つことができる。
前向きな勝つ姿勢とは、自分の努力に前向きな結果を期待する姿勢である。
…要は、どのように努力して勝っていたとしても、ほとんどが「姿勢」のおかげなのだ。
自己批判と後悔をせず、マーケットが提供する絶え間ない売買機会を
素直に受け止められるトレーダーは、自分に最適な資金管理方法で行動し、
経験から学習できる最高の心理状態にある。
マーケットがどう動こうが責任はない。
しかし自分のトレード行為による結果には責任を持つ。
今までの知識だけでなく、これから自分に発見されるのを待っている
まだ学んでいないすべてのことに責任を持つのだ。
成功に必要なものを発見する最も効率的な筋道とは、
勝つ姿勢の確立である。勝つ姿勢の育成が成功のカギとなる。
責任をとる。それが勝つ姿勢に不可欠なことである。
第四章「一貫性」から
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一貫して成功しているトレーダーは、一貫して自分を自然体で表現している。
一貫しようと「試みる」必要がない。すでに一貫しているのである。
最高のトレードは簡単で難しくなかったはずだ。やさしくしようと試みる必要がなかった。
最初から簡単だったのだ。そこには葛藤がなかった。見るべきものを見て、
見たものに沿って行動した。その瞬間、機会の流れの一部となったのだ。
流れに乗っていれば、試みる必要がない。なぜなら、マーケットについての
知識のすべてが利用可能だからだ。自分の認識を阻んだり隠したりするものはない。
そして何の葛藤も抵抗もないので容易に行動できる。
最高のトレーダーは流れのなかにいる。
なぜなら彼らはマーケットから何かを得ようと努力していないからだ。
ただ単に時期が来るのを待つ。
したがっていつどのように動いても優位性を獲得できる。←この姿勢、スタンス大事。
☆リスクを本当に理解する
本当にリスクを受け入れた状態とは、精神的不快感や恐れなしに、
自分のトレードの結果を受け入れることである。
「損切りする」「流れに乗る」「絶対に恐怖心なくトレードできると理解する」
第六章「マーケットの観点」から
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☆「不確定性」理論
トレードの本質に秘密となるものがあるとすれば、以下の能力がそうだ。
①恐怖心や過信なくトレードを執行する能力
②その観点からマーケットが提供しているものを認知する能力
③「今この瞬間の機会の流れ」のなかで完璧な集中力を維持する能力
④自然に「ゾーン」へと達する能力
リスクを前もって定義しない、損切りをしない、システム的に利食いしない、
これらが最も一般的で、そして常に最もたかくつく、犯しやすい3つの過ちである。
第七章「トレーダーの優位性ー確立で考える」から
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☆感情面のリスクを排除する
確率で考えるためには、確率的環境の基本原理と一致する
心の枠組みや心構えを確立しなければならない。トレードに適した確率的心構えは、
次の5つの根本的真実からなる。
①何事も起こりうる。
②利益を出すためには次に何が起こるか知る必要はない。
③優位性を明確にする一定の可変要素には、勝ち負けがランダムに分布する。
④優位性があるとは、あることが起きる可能性がもうひとつの可能性よりも
比較的高いことを示しているにすぎない。
⑤マーケットのどの瞬間も唯一のものである。
損失は単にビジネスのコストでしかなく、トレードに勝つための必要資金でしかない。
第11章「トレーダー的思考法」から
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トレードを最も簡単な形で説明せよと聞かれたら、パターン認識の数学ゲーム
だと答えるだろう。…トレードには成功もあれば失敗もあり、どちらにせよ
次のトレードを執行する。…自分が知っていると考えるほど、成功できなくなる。
得た結果が何であれ、自分の成長レベルや、より良い行動をするために学ぶ
必要があることを完璧に反映したものだと受け入れる必要がある。
一貫して偉大なスポーツ選手がその他の選手と違うのは、
ミスを犯す恐怖がまったくないところである。←ホントならすごいなぁ。
彼らが恐れない理由は、ミスを犯しても自虐的になる理由がないからである。
「ミスは自分の成長と向上のため、
精神集中すべきところへの方向性を示す糧でしかない」
という信念を習得できたからではないだろうか。
☆一貫性の信念を確立する
「私は一貫した勝者である」という信念の確立が最終目標である。
一貫した勝者は、次の信念を確立している。
①私は自分の優位性を客観的に認識している。
②私はすべてのトレードでリスクを前もって決めている。
③私は完璧にリスクを受け入れている。あるいはトレードを見切ることを厭わない。
④私は疑念も躊躇もなく自分の優位性に従う。
⑤私はマーケットが可能にしてくれた勝ちトレードから利益をつかみ取る。
⑥私はミスを犯すことへの自分の対応を継続的に監視している。
⑦私はこうした一貫した成功の原理の絶対的必要性を理解している。
したがってけっしてそれを破らない。
Posted by ブクログ
トレードに成功するために不可欠な「ゾーン」といわれる心理状態に達するための方法を説いた指南書。抽象的な精神論ではなく、トレードという目的に沿った解説なので説得力がある。一貫して勝つためには、どんな投資手法を用いようとも、「ゾーン」は不可欠な心理状態である。投資をこれから始める人にも役に立つが、何回かトレードで痛い目をみたことがある人、壁にぶつかってしまったと感じているトレーダーにとってきわめて有益な1冊といえる
Posted by ブクログ
ちょっと訳文がこなれていない感じがあり、
文意を汲み取るのに、それなりの時間を要した。
ただ、著者が指摘することは、
すべからく、ごもっともなことで、
相場に臨む姿勢に生かすことができそう。
Posted by ブクログ
やっとこさ読み終わった。
読むと2,3ページで眠くなるという不思議な本。
眠りたいけど眠くないときに大変役立ちです。
おかげで2週間もかかってしまいました。
内容も面白いけど翻訳が悪いのでしょうか、チンプンカンプンの部分が多々見受けられます。
信念、願望など精神的な話は「夢をかなえるゾウ」をガネーシャと似ているなと思いました。
Posted by ブクログ
読み始めは非常に軽快にページが進み、「なるほど!」と感じながら読み進めていたが、中盤から以降は前半のようにページが進ます一旦休止となった。再開したが、相場の心理について非常に分析されているが私個人としては前半部分でいいのでは??と感じた。名著ということに変わりはないが、後半は同じ内容を言い回しているように感じ少し残念である。
Posted by ブクログ
心理学的な話かと思ったらそうでもなかった。
途中フォースとかエネルギーとか出てきた辺りから心が離れてしまった。
ただ書いてある内容は、真っ当だった。
Posted by ブクログ
心技体、心が一番大切。
常に不透明な将来に直面しているなかで、どのように自己規律、集中力、自信を維持するか。
存在もしない確実性を手に入れようとする。
自分の規則に厳格であり、自分の期待に柔軟である。これができないと、怒り、不満、不安、恐怖、いらだちをもたらす。
環境の発する情報を認識、解釈するのは、自分の信念、知識、思い込みである。
期待とは、ある将来の瞬間に投影された自分の信念。知らないことは期待できない。