【感想・ネタバレ】ウリッコ 分冊版（１）のレビュー

殺野高菜 / 大森かなた

歌舞伎町のネットカフェに住み、売春（1回15000円）で生計を立てるキズミは人生に夢も希望も抱けずに惰性で生きている。しかし、売春婦仲間から「漫画家が良い暮らしをしている」という話を聞き、日々訪れる売春相手のピロートークとネカフェの大量の漫画たちを種にして、漫画を描きクソ人生を脱しようともがき始める。

[ビニール傘 · ★★★★★]

あかん、なんか目が離せない感じ。
満喫で売春やってる女の子が知人の一言で漫画家になるのを夢見る話なんですが、そのむちゃくちゃっぷりが、却ってこの子が何かすごいことを成し遂げるのではないかという気がしてしまう。物語がどこに着地するのか全然見当もつかないのもすごい。これは面白い漫画。