あらすじ
東京大学大学院のイノベーター養成講座「i.school」で用いられた「探究実践」メソッドがついに明かされた。マッキンゼー、そして北欧型思考でイノベーションを起こせる人材になれ!課題や目標は上から与えられるものではなく、一人ひとりが自ら発見するもの。そして、それを解決するには、行動しながら情報を主体的に集め、解決策を自ら立案し、人を巻き込み、協力しながら、粘り強く実行する。iPhoneのような革新的商品を生み出し、グローバルに活躍する人材が育てるには、この本に書いてある探究思考が不可欠だ。これからのビジネスを変える一冊。
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Posted by ブクログ
東大のi.schoolのレビューアーでご一緒した炭谷先生の最新作。探求型アプローチによって事業をどう設計していくか、ということにとどまらず、自分の人生をどう設計していくか、というところにも(教育のプログラムでいらっしゃるので当然といえば当然なんですが)展開しているのが、そうだよなあと納得です。こういうことは、読むと当たり前だけどなかなか言語化できないことだと思います。
今度ゆっくり先生からお話聞きたいなと思いました。
Posted by ブクログ
探究型的な生き方を提唱。他人の目やステレオタイプな考え方に依存した生き方から自律した生き方へということと理解。探究型的とは「自分で好きな未知を見つけ開拓していく」生き方。
そのために社会的な課題を発見し、自らの強み(専門性×人間力)を磨いて現場でまわりを巻き込みつつ実践していくこと。
「探求チャート」がわかりやすい。200ページ足らずの薄い本なのでさっと読めます。何より実践していくことが大切。
Posted by ブクログ
大学院の問題解決の参考図書。偏差値教育によって、与えられる問題と答えさえ解いていれば、幸せが得られるという幻想を持ってしまった。イノベーションが最も起こりにくい教育は、国を統治しやすさを求めた戦後の方針そのものである。しかし、今必要なのは、北欧型の思考でイノベーションを起こせる人材であり、その為には「探求思考」を身につける必要がある。
本書では、問題意識や不満・ニーズを起点に、提供価値を考えて、そこに必要なリソースを資金、技術・ノウハウ、人材という3つの要素から検証し生み出していく探求チャートをつくれと。熱意やコミットメントを持ってやれることは、一番楽しく且つ長続きすることと。
正直当たり前のことだと思ったし、就職活動ではこうしたスキームを自身で組み立てていた。若者達は、自分はどんな人間で、何をしたいのかさえ考えることをしていないので、探求チャートを作る意味さえもわからないという課題がある。意識を起こすことに、どんな価値があるのかということを更に問いかける必要があると思った。がんばると楽しいんだよ。つまりは、そいういうことなんだと思う。