【感想・ネタバレ】龍の翼の旅路でのレビュー

あらすじ

私はこの世界の広さを知りたい。

人類と魔物の生存をかけた『大陸戦争』。100年の戦乱は、ある日現れた勇者が魔王を討伐してあっけなく終わった。
3年後、元聖剣部隊のヴォルクは生き方を見失い、平和な世界をひとり彷徨う。そんな時、故郷の幼馴染みフィーネと再会し、魔脈探しの旅へ出ることに。元戦友のトネリコも加わった3人の旅。そして、かつて戦場だった荒野で邂逅する、死にたがりの魔物達と、因縁の宿敵。彼らは心残りを抱える者に、道を問う。

「お前はそれでいいのか?」

これは欲したものを永遠に失った者達が、それでも「次」を探し求める戦後のファンタジー。

※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

 とてもしっかりした物語で、また読ませる力があると思ったレーベル賞の受賞作。
 人類と魔物の戦争が終わった後の世界で戦士であった主人公は、力を持て余し身を崩してゆく。今作では幼なじみの少女や戦友、宿敵等との邂逅を経て生きる目的を見いだしてゆくんだけど。実際、歴史上でも戦乱後の平和に馴染めず騒乱を起こす人間がいて、江戸時代は浪人問題への対策が取られていたりしたしなぁ。妙なリアル感があった。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

魔王が倒された後の話、魔物の討伐部隊、元聖剣部隊のヴァルクは平和すぎる世の中に生きる目標を失っていて、幼馴染との再会が1つの転機になって彼女と魔脈の探しの旅に元戦友トネリコも加わって3人で旅を続けることになり、3人は旅を続け気ていく過程でいろいろな問題や旅の理由、その過程がすごく丁寧に描かれていました。因縁、願い、想い、そこに徐々に歩み寄っていき、答えを導き出していく過程がよかったです。ストーリーの理由や、その流れの伏線がしっかり練られていて、読みごたえが最高でしたね。すごく面白かったです。

0
2025年10月20日

Posted by ブクログ

ちょっとタイトルとイラストに騙された感は残る作品。

会話劇が基本的にコケティッシュで
作品全体の雰囲気とあまりかみ合わない。
タイトルはしっかり終盤で回収されて、
全体的な世界観はとても魅力的。

だからこそ
この大地でキャラクターたちが生まれ育つイメージを
持つことはできなかった。

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2025年11月02日

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