あらすじ
小手先のスキルはもう通用しない。巨大な相場変動を読み解き、サバイバルせよ! 日本と世界のこれから、次のバブルの見つけ方・勝ち抜け方、「市場ショック」「突発ショック」への備え等、グローバル経済時代の攻めと守りの最善手を徹底指南! 著者は「国内大手証券→大蔵省→ゴールドマン・サックス」という経歴を持つまさにプロ中のプロ。<バブルを学ばずして儲けなし><「市場ショック」「突発ショック」から身を守る><人口動態統計をバイブルとせよ><2015年近辺にリーマン・ショック以上の危機勃発><中国株・不動産バブル、資源バブル、円大暴落への備えが急務><3つの投資術の組み合わせが最強の戦略>……といった刺激的かつ有用・実践的な論が展開される。中国バブル崩壊、円高危機、米国発世界恐慌から勝ち抜けするための必読書!
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Posted by ブクログ
分かりやすくて、バブル崩壊を警戒する人にはバイブルになりそうな本です。従前の長期、分散投資でリスク軽減できると私は思ってないので、市場をよく観察し、この本の分析と照らし合わせながら、勉強したいと思いました。
Posted by ブクログ
突発ショック発生直後はとにかく売って逃げる。その後に底を打つまで数ヶ月かかるというのは、東日本大震災を振り返って身につまされた。自身の投資手法に取り入れたのは、そのくらい。ほとんどの投資本が全く役に立たないなか、役に立つことが1つでもあるのは凄い。
Posted by ブクログ
「投資術」と銘打つだけのことはある、具体的な危機回避投資法のアドバイス。
○10年に一度くらいはショックが起きる
○夏~初秋は下げ傾向、晩秋が仕込み時で春先に売るべき
○13週移動平均線が26週移動平均線を上に抜けたら買いシグナル
このくらいは覚えておこうと思いました。
Posted by ブクログ
2011年末に刊行された本書を今更読む意義は、過去の近未来予想が妥当なものだったかを検証できる点にあります。
その点では、バブルは2015~2020年が要注意と書かれているので、断定するには時期早々ですが、かなりいい線いっている(まあ、5年もさばを読めば当たるも八卦当たらぬも八卦ですが)のでは。
しかし、本書の内容は初心者にとってはとても参考になるものが多いので、私ももっと昔に読んでおけばと悔しい思いにかられました。
例えば、パラボリックシグナルを有効に使う(P137)、相場のお約束(金利が上がれば売り、通貨供給量が増えれば買い、増税は売り、不動産の貸し出し規制がかかれば売り、会社の期中の業績上方修正は買い、増資は売り、企業買収で買われる側の株は上がるなど)(P157)、秋に買って春に売る半年投資術(P194)、買いは13週と26週移動平均線のゴールデンクロスを活用する(P208)など。