あらすじ
インターネット上には写真、音楽、文章などの著作物があふれています。あなたはあまり深く考えずにネット上の著作物を無断で利用したことはありませんか?
誰もがクリエーターとなり、他人の作品を利用する機会が増えた現代において、著作権と無縁の人はいないといっていいでしょう。プライベートからビジネスまで、あなたに関わってくる著作権法ですが、その内容は複雑です。きちんと理解するには相応の時間と労力が必要になります。本書では著作権法全体を俯瞰して説明することで、著作権法の概要を短時間で理解できるように構成しています。
価値の高いコンテンツを産み出し、収益を上げるためには、著作権法の知識は不可欠です。また、著作権法を理解していれば、不利な条件でライセンス契約を締結することや、知らないうちに他人の著作権を侵害するといった事態を回避できるのです。
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Posted by ブクログ
今更ながら、わかってるようで、わかっていない著作権。仕事柄、曖昧なままではいけないと思い、購入。
とても読みやすく、図解説明なので、とてもよく理解できました。
Posted by ブクログ
「著作権は著作者の経済的な利益を保護する権利で、著作者人格権は、著作者の人格的な利益を保護する権利です」
「著作権は譲渡できるが著作者人格権は譲渡できない」
「著作者人格権として、公表権、氏名表示権、同一性保持権の3つの権利が定められています」
「二次的著作物を利用する場合は、利用しようとする著作物の権利者だけでなく、二次的著作物の元になった原著作物の著作者からも許諾を得なければならない」
「(ホームページやソフトウェアの制作を委託するにあたって)著作権について特に契約していない場合は、(委託した側である)あなたの会社は著作権をもたないのです。(中略)このソフトウェアを開発したのは(委託された)B社ですので、このソフトウェアの著作者人格権と著作権はB社が持つことになります」