【感想・ネタバレ】おまえが世界をこわしたいなら 上巻のレビュー

藤原薫

交通事故からただ一人、奇跡的に生き残った小泉環奈。だがそれは彼女が東条蓮から輸血されたことにより不老不死の吸血体質になったからであった。折しも世間では血族の仕業と思われる猟奇殺人事件が続き、環奈は蓮やその仲間であるルイ、マリアと行動を共にすることに…。不気味な連続殺人事件の犯人は？ 蓮たちのいう“セシル”とは環奈なのか？ 血と狂気に彩られた永遠（とわ）の恋物語。

[ブクログ · ★★★★★]

正直最初はよくあるヴァンパイアものだと思っていてガッカリしていたのですが、終盤に近づくにつれ面白くなりました。
思考少年でも、こういう自分の力ではあらがえない運命の何かっぽい描写があったように思います。

[ブクログ · ★★★★★]

本当は古いほうの全三巻で小さいサイズのほうを持ってるのですが、
画像無しだったのでこちらで。

※この表紙の二人は本編に出てくる人物ではありませんので、
表紙絵から内容を想像しないでください…

バンパイアの物語はたくさんありますけど、
中でもこの設定は独特です。
輪廻を描いた物語もたくさんありますけど、
中でもこの2人は美しいです。

[ブクログ · ★★★★☆]

おまえが世界をこわしたいなら 上下

いつ買ったかも思い出せないですが、積読の山に埋もれていたものを発見。
吸血鬼ものですが、少女マンガらしく恋愛もからんでます。
上巻は、主人公の少女がほのかに思いを寄せる男が吸血鬼で、事故にあい重症の少女を救うために吸血鬼にしてしまうというありがちなストーリー。
それが下巻に入るあたりから、殺しまくる別の吸血鬼が出てきたりして、話が急に回りだしたところで、輪廻転生が出てきてえっ？という感じになったところで、最後はSFで締め括ってくれました。
絵がきれいなのは良いのですが、みんな同じ顔でだれがだれやらわからなくなってしまうというのが欠点です。
でも、最後は「ほう、そういうことか」という意外な結末に満足でした。

竹蔵