あらすじ
『全てを許せなくなる前に お前に出会えてよかった――』
妹を守る為、幼くして否応なく麻薬組織CDBに身を投じることになったアベルは
時に体を使い人を傷つけ欺き、仇であるリコの女にもなって
ようやく組織のトップであるリコ・バルリオスの右腕にまで上り詰めた。
虎視眈々とリコへの謀反を企てていたアベルだが、
ある日突然リコが逮捕され、見計らったかのように
“リコの弟”を名乗る謎の男・レナートが現れる。
バルリオスの血を引き、濃い繋がりを持つレナートを警戒するも
彼の興味はアベルに向けられているようで…?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
裏社会BLの中でも特にオススメしたい!男前攻め×強気美人受けの救済BL。
恋愛要素ももちろんあるが(特に最後の方)、麻薬組織のお話がメインなので、普通に漫画として面白かった。
230ページ超えだけど、スッキリ読めたなという印象(すごく良い意味で)。
交わる描写あり(少なめ)
単行本:白塗り
Posted by ブクログ
【良かった。全部を許せなくなる前にお前に会えて(レナート)】
エロス度★★★★
おやおや。
籠の中に閉じ込められた鳥が解放される恋・・・かわいいですね。
暴力・理不尽・絶望・諦観・喪失。
麻薬組織の中で紡がれるレナートとアベルの恋。
何を考えてるのか分からない飄々とした仮面の裏に隠されたレナートの目的。
強気でツンケンしていたアベル・・・その胸の内に秘められたリコへの憎しみや他の生き方を知らない孤独。
失うものが多い状況下でアベルを救い出したいレナートの想いやレナートの言葉が組織に囚われたアベルの心を動かしていくのがたまりません。
レナートを誘惑するアベルは本当に叡智でした。