【感想・ネタバレ】誘拐にドライバーはいらないのレビュー

あらすじ

6億円奪取の鍵は自動運転!?
二転三転、世界最新(たぶん)の誘拐劇

迷惑運転手の車を盗む灰塚、鴨宮、土橋の泥棒三人組。その夜、車のトランクで監禁されている女を見つけた。夏川と名乗る女は、自分を攫った犯人捜しの協力を求め、三人はさらなる悪事に手を染めるはめに……。一方、駐車場の予約サービスで急成長中の「パークコネクタ」社長の山喜は、副社長の夏川が行方不明となり狼狽していた。警察は、別の事件に夏川が巻き込まれた可能性があると言い――。


【著者について】
浅瀬明
あさせ・あきら。1987年、東京都生まれ。日本大学理工学部建築学科卒業。現在は書店員。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、『卒業のための犯罪ブラン』(宝島社文庫)で2024年にデビュー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の最後まで面白かった。

伏線の回収がうまいなー

物語を通して灰塚たちの犯罪行為が描写されてたんやけど、灰塚たちの人格までは悪いとは思えなかった。

犯罪行為に至ったのは、そういう環境に身を置いてしまった結果だと思う。だから、一番感情移入してしまった。

そんな中、犯罪者たちを差し置いて夏川が黒幕かのように立ち振る舞ってるのは終始ハラハラしていた。もうコイツが捕まって罰を受けろよと思わされる言動。サイコがパスってる。

最後と冒頭の話が繋がってるとは思わんかった。

夏川のように犯罪者認定されてないだけの、頭のいい悪い奴って世の中にたくさんいるんだろうなと思う。

0
2025年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伏線回収型小説だった。
結構綺麗に回収されてたし、途中から泥棒3人組に一番感情移入してたので、夏川が憎たらしく思えてくるんだけど、事件の全貌が見えると、これで良いかと思えてくる。
ややキャラクターがアニメっぽいというか、それぞれの色が誇張されてる感じはするが、無人タクシーが走っていく姿を想像しながら読むのはちょっと楽しかった。

0
2025年10月09日

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