あらすじ
さかなクンも目からウロコ
『マグロの感動がギュッとつまった1冊! ハッピーでギョざいます!!』
クロマグロ、キハダにメバチ。まだまだあります、マグロは全8種。日本人によく似た生真面目な性格、熱い血潮、母性愛。切り身としてしか知らなかった謎多き魚の、ほれぼれする生き様まで網羅した本邦初のマグロ学術エッセイ。巻末に著者とさかなクンによるマグロをめぐる爆笑対談つき!<文庫書下ろし>
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
研究者である著者の最小のテーマは、琵琶湖の鯰だったそうです。「琵琶湖の鯰が湖をどのように回遊するか?」を研究しようと鯰にタグをつけて観察すると…動かない。一年以上掛けて調べても、動かない。
それじゃあ、どう見ても動く魚を研究しょう、ということでマグロを研究対象にしたそうです。
初めて知ったことですが、「地中海のクロマグロと太平洋のクロマグロは別種」「日本で取れるクロマグロとカリフォルニア沖で取れるクロマグロは同種(8000キロ以上を回遊しているそう)」。
しかし、産卵場所は日本近海で季節には戻ってくる。
としをとった個体では、カリフォルニアではなく、ニュージーランド方面に回遊するものも。
クロマグロって言ったって所詮魚でしょう?、と言う概念が打ち破られる一書。