あらすじ
「キューブ」と呼ばれるダンジョンが出現し、人類が魔力を獲得した世界――ここでは生まれ持った魔力量が強さの指標だった。
魔力をほぼ持たない少年・天地灰は重い病で臥せる妹・凪の治療費を稼ぐために雑用係としてダンジョン攻略に勤しんでいた。
しかし、パーティーから追放されてしまいさらに不運は続き、凪の容態が急変。
莫大な治療費をすぐ払えなければ、一生、目を覚ますことはない……。
窮地の灰は、無謀にも多額の報酬がかかった未知のダンジョン調査に参加を決めるが――!?
大切な妹のため、最弱の少年は運命に抗う。
感情タグBEST3
発想は新しいが…
現代ダンジョン弱者成り上がり系の話。
ただ、本作は普通の「冒険者・探索者・能力者」の話に加え、1巻で「不条理デスゲーム」のノリが入る。
この発想はなかなか新鮮ではあるが、「不条理デスゲーム」自体は今の異世界ものの前に流行ったジャンル。
発想が素晴らしいというよりは、むしろ「2つの人気ジャンルを融合させた」と考えるべきだろう。
そう考えると、細かいところはいろいろ詰めが甘く、決してレベルが高いとは言えない。
(2番目の試練、制約のない床部分がたくさんあるんだけど?とか)
そもそも、「〇〇とデスゲームの融合」自体、「ブルーロック」の手法でもある。
少年マンガとして、ブルーロックのような昇華はありうるかもしれないが、「スケールの大きな異世界チートもの」にはなれないんじゃないかな、という予感。