【感想・ネタバレ】遣唐使・樺太探検・南鳥島発見… 「地図にない世界」を見た14人の運命のレビュー

あらすじ

誰も見たことがない世界をこの目で見てみたい、と思うのは有史以来、人間の本能の一つと言われている。そんな人一倍旺盛な好奇心を持ち、波乱万丈・空前絶後の体験を乗り越えた人々を日本の歴史の中から探し出し、その軌跡を辿った一冊。彼らはなぜその道を選んだのか。地図にない未知の世界で何を見たのか。なぜその名は、日本史に刻まれることになったのか…。「見聞録」でたどるニッポンの探検家・冒険家伝。

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Posted by ブクログ

現在、僕たちは地図によって当たり前に島や大陸の位置を知ることができる。でも、今からほんの数100年前まではそうではなかった。まるで未知の世界に果敢にも挑んで行った、時代は違うが等しく運命に流されて行った十四人の日本人を描く。
この日の本で新しい境地を開こうとした数々の偉人たち。彼らの姿は聡明でとてもかっこよかった。また、船の遭難や捕虜といった形で数奇な人生を送った者達の物語も実に面白い。吉村昭作の漂流 のモデルにもなった野村長平についても書かれている。まさか本当に13年も漂流していたとは実に驚きだ。

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2025年10月07日

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