あらすじ
神話のお姫様に憧れる伯爵令嬢リディアは、初恋相手のアランと婚約し、拙いながらも愛を育んでいた。
やがてリディアは王女の侍女に、アランは騎士となり仕事にも慣れた頃、ついにプロポーズされる。しかし直後に理由もなく婚約破棄され、別の女性と結婚されてしまう。
傷心のリディアは仕事に打ち込むことで、必死にアランを忘れようとするが、数年後、戦で武功をあげたアランが英雄となり帰還。さらには褒賞としてリディアとの再婚を国王に願い出る。
状況的に断れないリディアは彼の後妻に入ることに。
しぶしぶ始めた結婚生活には元妻の影がちらつき、一度裏切られているリディアは冷たい態度ばかりとってしまう。なのにアランは何度も「愛してる」と伝えてきて……。
『後妻』という大人の恋模様が楽しめる人気シリーズ第二弾！
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えらかったねぇ。
初めて読む作家さんでしたが、読後に思ったのはアランもリディアもえらかったねぇ、ということでした。
きっと他にやりようはあっただろうなと思うし、きっと信頼できる誰かに相談したってよかったんじゃないかと思うのだけれど、若いアランにはそうすることでしかリディアを守れないと思ったんだなぁと思うと、おばちゃんはえらかったねぇという気持ちになりました。
リディアの頑なで切ない気持ちもよく表現されていて、アラアラと思うところとそうだよねぇと思うところが半々で、なんというか微笑ましい気持ちになりました。
しかしアランのコレクションぶりは若干狂気を感じましたwそしてマリーズの性格の悪さにあんぐり。毎日タンスの角に小指ぶつけろと思うレベルでイヤなやつだった…。
この作家さんの別のお話も読んでみたくなりました。
ヒロインを守るためとはいえ、離れてしまう選択しかできなかったヒーロー。 一度裏切られているからなかなかヒーローの気持ちを信じれませんよね。
もっと切なくジレジレした感じでも良かったかな
