あらすじ
瑞希は一才半の息子拓也を一人育てながら働くシングルマザー。いつものように仕事を終えて保育園に迎えに行くと、二年前に音信不通となっていた元彼の伸也がいた。妊娠を告げる前に突然連絡が取れなくなったが、実は彼は海外に無理やり赴任させられた後、大会社のCEOに就任していたのだ。伸也は瑞希と息子の窮状を知り、何度も謝罪する。同時に「これからは二人を守らせてください」と求婚し、最初は戸惑っていた瑞希も次第に再び心を惹かれて……!? ※電子版は単行本をもとに編集しています
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Posted by ブクログ
シングルマザー×元カレCEO×子ども込み溺愛、という王道ながら安心感のある再会愛ストーリーでした。
一才半の息子を育てながら必死に働く瑞希と、音信不通だった過去を抱えたまま再会する元彼・伸也。
再会のきっかけが「保育園」というのも現実味があって、序盤から一気に引き込まれました。
伸也は最初から迷いなく「二人まとめて守る」と覚悟を決めていて、そこはさすがエリートCEO。
仕事も立場もあるのに、瑞希と息子を最優先に考える姿勢が一貫していて、読んでいて不安になる場面が少なかったのが良かったです。
一方の瑞希も、流されるだけのヒロインではなく、息子の幸せを第一に考えて葛藤する姿に好感が持てました。
特に印象的だったのは、伸也が「父親」として拓也に向き合っていく過程。
血のつながりや過去の空白を理由に逃げず、真正面から家族になろうとする姿がとても誠実で、
“恋愛だけじゃなく家族の物語”としてもきちんと描かれていたと思います。
大きな波乱や当て馬は控えめで、終始「守られる安心感」が強め。
重すぎず、でも軽すぎない、シンママ再会愛としてちょうどいい温度感の一冊でした。
息子ごと溺愛されたい人には、かなり刺さると思います。