【感想・ネタバレ】後宮の調達人のレビュー

あらすじ

「ご依頼承りました。あなた様の望むものを調達して参ります」――愛憎渦巻く後宮で、外に出ることができない妃たちのために望む品を届ける調達人、紅姑娘(ホンクウニャン)。善き調達人とは、善く聴く耳を持ち、善く観る目を持ち、善く沈黙する口を持つ。時に人の望みを叶え、時に人の闇に触れ、調達人はあらゆるものを調達する。それがたとえ毒でも、奇跡でも――。相棒は、素顔を隠した不思議な大男。依頼に隠された謎を解きつつ、どんな無茶ぶりにも応えていく調達人・紅姑娘による後宮ミステリー、ここに開幕!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

閉ざされた後宮の中に住まう人たちのため、依頼されたものをなんでも調達する調達人・紅姑娘が、妃や宦官たちの依頼を受けながらひっそりと後宮の陰謀を解決していく物語。陰謀が身を結ぶ前に食い止めていく縁の下の力持ち的な活躍がとても面白かった。紅の素性や、途中で出会った籠役の月橘、ミステリアスな上司などなど、出てくる人たちの背景が気になる。たかが物語、されど力のある物語は人の心を動かすことがあるという一文が印象的だった。続きが読みたい。

0
2025年08月12日

Posted by ブクログ

後宮の貴妃たちに欲しい物を届ける仕事という後宮と世間とを自由に行ききする仕事はとてもうまい設定。すこしばかり謎解きの面白さもあり、さいごになにやら出生秘密も臭ってきてだんだん面白くなってきた。

0
2025年11月30日

「小説」ランキング