あらすじ
物語を追ううちに、家系図の知識が身につく新感覚ミステリー あなたの家にも眠るかもしれない。壮大なドラマが!
「あなたの家系図、千年前まで遡れるかもしれません」
古い文書を読み、先祖の墓を探し、足跡をたどって、家系図作りをするのが僕の仕事。
そんな僕のところに、かの有名なアニメに出てくる女の子と同姓同名(源静香)の女子大生が家系調査の依頼をしてきた。
父を亡くしたばかりの静香に、僕はそっと「自分で調べてみませんか?」と声をかけた。
遺された金属片、謎の掛軸、消えゆく神社──静香と僕がたどる千年の家系物語。
これは、過去を知る旅であり、同時に、静香が自分自身と向き合う旅だった。
そして僕にとっても、家系図作成という仕事の意味を改めて考える、大きな転機となる出来事になったのだ。
──読むほどに、あなたの家族が愛おしくなる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
長年読書離れしていてリハビリ中の身です。
そんな時手に取ったリハビリ2冊目。
面白くて子育ての合間にちょこちょこ読んで数日で読み終えました。
少しでも時間が空くとスマホではなく本に手が伸びるほど。本に対して早く続きが知りたいと思ったのは久しぶりの感覚。
自分の先祖が有名な武将だったという、上手く行きすぎな話ではあるけど、とってもロマンがあるし、ゴールまでの過程が面白い。歴史のミステリー的な要素を紐解きながらルーツが明らかになっていく過程にワクワクドキドキしました。
Posted by ブクログ
現在、家系図作成代行センター渡辺様に、自身の家系図を作成依頼中です。
ご先祖様との繋がりを楽しみにしています。
未来は、過去を愛し、優しく紡がれていく。
日本人の魂を感じる書籍です。
主なテーマ・メッセージ
1.ルーツ探しの意義:自分の先祖をたどることで、自分自身を見つめ直し、家族や過去とのつながりを感じることの価値。 
2.歴史との対話:古文書・系譜・地名・家紋などを通じ、過去と現在をつなぐ視点。どんな資料が残っていて、どのように読み解くか。 
3.物語性と実用性の融合:小説仕立てでありながら、家系図調査のノウハウや手順が盛り込まれており、興味を引きつつ実際に自分で調べてみたくなる構成。