【感想・ネタバレ】新装版 わたしが・棄てた・女のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ミッちゃんの素直も、吉岡のあざとさも、どちらも心を抉ってきた。
私にとってこの物語は、ずっと独りぽっちだったミッちゃんが、最後に愛に溢れた居場所を見つけることができたハッピーエンドの物語でした。

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2020年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

森田ミツは、クリスチャンでもないのに神の愛をとことん最後まで実行した。作者はなぜノンクリスチャンの神の愛の行為を描いたのか私は疑問だった。森田ミツの神の愛の理由は、幼い頃から困っている人、悲しんでいる人を単に見ていられないからだと幼少期からのミツの性格について語っている。
ミツの真の愛徳は、ミツの心に自然にふってわいた感情なのだ。そこには、クリスチャン、ノンクリスチャン、全く関係のない 神の愛がみえる。
最終的に、エゴイスティックに生きる吉岡までがミツを聖女だと称えさせた。
《自分の苦しみは他者の苦しみとつながるためにある。》《ぼくらの人生をたった一度でも横切るものはそこに消すことのできぬ痕跡を残すということなのか。寂しさはその痕跡からくるのだろうか。神はそうした痕跡を通してぼくらに話しかけるのか。》

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2017年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミツの存在で吉岡の心に最終的に何かを残した
ことは良いことなのかもしれないけど
なんだかなー ミツが最後の最後まで想い続けるほど
吉岡はいい男じゃないし
ミツももっと幸せになるべきだった気もするし。。
他人を自分のことのように愛するのは
簡単なことじゃないし素晴らしいことだろうけど、
ウーン、吉岡君のことはすぐ忘れてよかったよね。。
まりこと付き合ってからも利用しようとしたしさ。
なんだかなー。
山形さんの手紙とか、ミツの優しさっぷりは感動したけど 、、 これが聖女なのかは分からない。。
おもしろかったし、考えさせられました。

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2019年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今でもなお読まれるべき作品ではある。ただ「名作」であるかと言われると、引っ掛かる部分もある。
ハンセン病ではないと分かり、なお施設で働くことを選ぶまではいいが、唐突に事故で死ぬ必要はあったのか。この辺り、『深い河』にも感じた違和感を感じる。
主人公は大学生の時に一度性交しただけの少女に対して、何も「棄てた」とまで責任を負う必要はないのではないか。

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2016年11月18日

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