【感想・ネタバレ】ADHDの僕が苦手とされる事務にとことん向き合ってみた。のレビュー

あらすじ

「事務って得意ですか?」
こう聞かれて「はい! 得意です!」と即答できる人って、
どれくらいいるでしょうか。
むしろ苦手な人のほうが多いのではないでしょうか。

目的を達成するために必須の行動。
地味だけど、確実に現実を進めるプロセス。

そんな、すべての仕事に共通する
「足元を固める仕組み」。
これを本書では「事務」と定義。

ADHD傾向のある人が特に苦手とされる「事務」を、
ADHD当事者の「僕」が味方につけるまでの
プロセスと方法を紹介していきます。

□抜け漏れ、ケアレスミス
□先送りグセ
□段取り下手
□過度な自責傾向と豆腐メンタル ……etc.

一つでも心当たりがあったら本書へGO!
やる気や集中力の波に振り回されることなく、
「やるべきこと」をサクサクこなせるようになるヒントを伝えます。

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Posted by ブクログ

マイ推しの本。

ADHD、ASD当事者である自分が一番推している著者。
恐らくちょうど特性が似ているのだと思う。
自分はASDの方が強いので、ここまでじゃないとおもいつつも著作を読むとADHDの影響も強く受けていると感じる。

本書で参考になる部分は、
専門用語と具体的な事例が理解しやすい点にある
「衝動性」「遅延報酬障害」など
いわゆる特性の代表〜で語られるものを自己分析として、業務と紐付けられて載せられているので、読み手と対応させやすい。

またしても読んでいくうちに自分と出会える名著でした。
この方の著作は今後も出たら読むと思います。

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2025年10月10日

Posted by ブクログ

息子は診断は自閉症だけれど注意欠如の傾向はあるので読んでみた。今は発達障害の支援がある高校で先生たちが勉強の進捗などを管理してくれているけれど、自立のためにはこういう一見当たり前と思うこともできるようにならないといけないんだろう。字を書くのが苦手で計画をたてるのも苦手。なのでデジタルでカバーできるようになるといいなと思う。

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

1 どんな本?
ADHDを抱える著者が贈る事務の仕事術の本。
ADHD普通に出来るようになる事を目標にして
いるハウツー本はこの著者しか居ない。

2 何で読んだの?
(1) 著者の他作が参考になったから。
(2) 具体的な事務の要領
(3) 日々の業務に実践出来る状態になりたい。

3 構 成
全8章構成エピプロ含めて263頁
  事務には決まった型があり絶対上達出来る〜
から始まり
1章 事務には決まった型がある
2章 つい先送りしてしまう
 3章 何から手をつけて良いか分からない
 4章 段取りがよく分からない
 5章 すぐ気が散って集中出来ない
 6章 仕事が気になって心が休まらない
 7章 抜け漏れケアレスミスが多い
 8章 人付き合いが不器用
  あなた自身はそのままで良い変わらなくて良い
と終わる。
  各章始めに著者の事例から解決法を示す流れ。
各章末のコラムで事務の力や特性の強みの上手
な使い方を紹介している。

4 著者の問題提起
ADHDでも普通に仕事をする方法があります。

5 命題に至った理由
ADHD傾向をもつ著者の社会経験から。

6 著者の解
事務の仕方を変えるだけ。

7 重要な語句・文
(1) 手順(どうやる?)、日付(いつやる?)、
ボール(誰のターン?)
(2) 鳥の視点、虫の視点
(3) 優先順位はとりあえず1位だけを決める。
(4) 消せるTODOリストを作る(具体的な行動)
(5) 生成AIで分解例を出す。
(6) 仕事を手離れさせる(ボールを相手に渡す)
(7) 安心を状況証拠で生み出そう。
(8) ミスはシステムのせい
(9) 事前にマメに相談すると楽になる。
(10) 手順を作って点検、抜けている工程を追加
する。
(11) あと少しはタイマーを使う。

8 感 想
自分でも出来そうな仕事のやり方で人に教える
ことも出来ると感じた。
刺さったのは消せるTODOリストの作り方。
日付も入れて消していけば安心できる状況証拠
を作りたい。
深く知りたい事は生成AIで手順を分解すると
きの質問の仕方
人に勧めるなら事前にマメに相談する事。一
人で考えるのは良く無い。
図等は無し。
タイトル通りのADHD向けの事務の本だった。

9 TODO
(1) TODOリストの作成(日付を入れる様式)
(2) 生成AIに手順を聞いてみる。
(3) タイマーを机の上に置く。

10 問 い
壁を越えるには?

11 答 え
分解する。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

ハウツーとしては「手順」の作り方だが、実際に自己肯定感の改善につながることが説得力を持って語られている。ミスしたときにそれを作成した手順の問題=システムエラーと捉えるというのはおもしろかった。

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2025年09月08日

Posted by ブクログ

最初に基本的な型3つが記してあり、それをうまく組み合わせたり合わせなかったりして事務をこなしていくやり方が書かれていた。

「仕事の分解」がとにかくキモ。
それをあと2つの型をうまく使いこなしながら目の前のことをこなしていくイメージ。

最近は「マルチタスクはいけない! シングルタスクが大事! 」という自己啓発本が多いイメージだが、勉強だけならまだしも実際の仕事ではシングルタスクではうまく実践できないと感じていた。
この本を読んでなるほどそういう捉え方と方法で仕事を回していけばいいのか とヒントをもらえた。

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2025年09月07日

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