【感想・ネタバレ】ベラルーシを知るための50章のレビュー

あらすじ

古来、周辺の強国の版図に組み込まれ、とくにロシアとポーランドに交互に支配されてきたベラルーシの地。1991年のソ連解体に伴い初めて独立国となった、東スラブ系のベラルーシ民族を主体とした新興国ベラルーシ共和国を紹介する。

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Posted by ブクログ

この国の歴史は驚くべきものだった。リトアニアと名乗っても良かった程…。その名前をリトアニアに取られてしまった!この国境は旧ソ連時代に作られたもので、それまではこの国は形が無かったのだ。白ロシアと呼ばれてきた歴史。黒ロシアがロシア、赤ロシアがウクライナだが、それはモンゴルの方角を示していた色から来ていたという説もあるとは面白い。1991年にソ連消滅を決定づけた3首脳の会談がベラルーシの深いベロヴェージエの森の中で行われ、いつでもポーランドに逃げられる場所だったという裏話が強烈。リトアニアやウクライナと違い、伝統も、目立った特徴もないこの国はロシア以上に旧ソ連への郷愁を抱えているというのは今の国際情勢を考えて頷ける話。ユダヤ人が最も稠密だった地であり、イスラエル初代大統領ハイム・ワイズマン、ヘブライ語のエリエゼル・ベンイェフダ、画家のシャガール、ぺレス、ぺギン、シャミールなどの政治家などが出身であることも驚きだった。面白いのは美人が多い国であること。シャラポワも。

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2022年04月21日

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