あらすじ
★NHK Eテレ「100分de名著」に登壇で話題沸騰!(24.07放映)
「自分の物語を生きろ!」
個人の「ライフシフト」をかなえる1冊が
今、静かなるベストセラーに。
◎青山ブックセンター本店 2ヶ月連続 第1位(7~8月)
なぜ「生産性」を上げるほど
時間に追われるのか。
限られた時間を、自分らしく生きるために。
これまでにない「自己変容」の教科書!
・すべては「手放す」から始まる
・古い自分をしっかり「供養」する
・不安を飼いならす3つの方法
・方向は決めずに動きまくる
・頭で考えず「必ず」手を動かす
・「好き」を仕事にするために考えておくべき問い
【口コミで共感が広がり、今静かなベストセラーに!】
仕事ばかりで余白のない「中年の危機」を迎えた私に
ぴったりの本だった (50代・男性)
スマホのせいで「ドーパミン中毒」だったなんて…
今、読めて本当によかった!(30代・男性)
「仕事はやればやるほど増えていく」
その理由が痛いほどよくわかりました (20代・IT企業・男性)
「会社を辞めようかな」と思っていた時にこの本に出会った。
独立や転職はいきなり考えるのではなく
移行期を設けていけばリスクがそれほどないと気づきを得た。
上司にこれ以上「時間泥棒」されて人生を台無しにしたくないので
「二拠点生活」の構想を練り始めている
(40代・書評家・男性)
今の人生にモヤモヤする。
しかし何をどう変えたらいいかわからない…
そんな人に力を与えてくれる1冊。
(野村高文|Podcast Studio Chronicle代表)
【こんな方におすすめします】
・つねに時間に追われている
・将来のキャリアにどこか不安がある
・こんな「働き方」をいつまで続けるか悩んでいる
・「移住」や「二拠点生活」を実現させたい
◎「ほぼ日」 糸井重里さんとの対談で紹介され、話題沸騰!
◎ 2023年上半期ベスト3選(代官山 蔦屋書店コンシェルジュが厳選)
◎ 書店人、メディア、経営者までもが絶賛!
著者は効率を追い求める「生産性の鬼」だった。
しかし終わらぬ「成長ゲーム」に
「このままでは病気になってしまう」
と、家族で拠点を移す決断をする。
この移住体験と実践者へのインタビューをもとに、
新しい生き方への<トランジション>を思索したのが本書だ。
「終わらせる時期」→「ニュートラル期」→「ビジョン期」
この3つのステップをたどれば、
リスクに縛られることなく、不安を原動力にして
人生をあたらしい方向に変えていくことができる。
変化を求める、あらゆるステージの人に最適な
実践の知恵とヒントがつまった1冊!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
前半が完璧な考察。胸を打たれる。
今わたしも都内にいるが、ここに書いてある通りドーパミン中毒なんだろうな。
ここでの提起はポスト資本主義に近い気がする。
色々やめる勇気を持ち、他人主体からの離脱。みんな承認欲求高いよね、仕方ない。でも、終わらない成長ループより自分と向き合い、、ニュートラルで不安な状況に身を置くことは確かに大事、
あと、地下世界の話が面白かった。暗い世界の中で弱い光を感じる、そこに自分の大切なものが眠っているかも。刺激を受け明るい世界ではわからないよと。
whyを意識し、等身大でいる。自分の声を聞く。、できることだけでは限界があるので、好きなことをガソリンとして使う。
今後の仕事やキャリアのために色々役立ちそうです
Posted by ブクログ
トランジションをどう過ごすかの道しるべとなる本だと思います。
移住をベースに働き方を変えたい人に特にはまると思います。
私は、仕事を変える、雇われて働くから自分で仕事を作るに切り替えるタイミングで出会いました。具体的な問いかけが読み進める中で投げかけられるので、それに答えるだけでもキャリアブレイクをされている方はヒントが得られると思います。
今ここを大事にすることが、しぶん時間を生きるにつながっていく。もっと自由にじぶんのこころが呼ぶ方へ生きていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
自分の開放の仕方、自分の人生への向き合い方を噛み砕き、実践可能となるよう諭してくださる様な本
自身の棚卸しにモヤモヤしている方にオススメ
通勤時間はスマホで執筆活動や読書タイムなので全く無駄な時間とは現状、感じていない
定年退職後、子育てが落ち着いたら軽井沢への地方移住とか良いかも!と、夫に提案してみました
Posted by ブクログ
まさしく今私はニュートラルゾーンの真っ最中で社会的に何者でもない人、という漠然とした不安を毎日感じる状態から月日、とか時間っていう決められた時の流れに縛られず好きなことを好きなようにしようとしてる自分が好き〜という状態まできている。
ここまで8ヶ月程かかったけど振り返るととっても楽しかったしこれからも楽しいんだろうなぁ
幸せねぇ
Posted by ブクログ
良書。コロナ渦の元でこの本読んだら人生観変わる人もいたのではと。
具体的な事例も含めて、より家族の、そして自分の未来をデザインしていく必要が増してきた時代にとても参考になると思います
Posted by ブクログ
コロナ禍を経たことで人との付き合い方、働き方、人生を考えるきっかけ。大事なのに考えてなかったのと、と言われる。が事実考えてない。そして自分はコロナ禍を経ても考えてない。考えるきっかけ、ヒントとなる言葉の多い本でした。
Posted by ブクログ
日々仕事に追われている人へ
不思議と時間の流れを変えてくれるような本。自分が本当に大切にしたいものは何か考える時間を与えてくれる。ふとした時に手に取りたいと思える本でした。
Posted by ブクログ
これまでモヤモヤしていたものの正体が分かった気がして、すとんと腑に落ちる本だった。自分が思った以上に疲れていたことに気づいて涙が出た。
読んでいるうちに自然と内省をリードしてくれるような心地よさがある。余韻が残る本。
Posted by ブクログ
回し車の中のラットレースから出るために。「自分モード」の思考、「Outside- in」ではなく「Inside-out」な思考や生活スタイル。そんな選択肢にしっかり持って過ごしていきたい。
Posted by ブクログ
以前、友人が著者の友人でもあるということで紹介してもらった1冊。コロナを経て東京から軽井沢に移住した著者の気づきを中心に、ブレーキをゆるめることとその効能について書いていて、これは自分も港区から多摩地域と距離は短いものの拠点を移した身なので、立川でも共感できることも結構あったなと。意外な発見だったのは、親子が一緒にいれる時間の話。母親で7.5年、父親では3.3年。意外にそんなもんなんだなと、両親が健在の間に何ができるだろとか考えたのでした。
Posted by ブクログ
コロナ禍の時に私も感じた時間の大切さ
不安を飼い慣らすための方法として
本文の中にジャーナリングすることが書かれてた。
自分の感情をそのまま書き出す事、
以前に他の所からもこの情報を耳にし、行って他事だった。
この本読んで
まずは1回心の中の整理だ。
Posted by ブクログ
コロナ禍で、変化した仕事や暮らし、ライフスタイルをどう考えて行くのかを提案する本かな。
コロナ禍をきっかけに、テレワークが増え、住む場所が都心である必要性が薄れて、地方に住む選択肢も増えてきた。
著者は、東京から軽井沢に家族で移住。その経験を踏まえて、地方移住の良さ、難しさなどを説明。
昭和の「24時間働けますか!」の思考から、転換の時期では?と示唆しているのかな。
著者自身、都内で育ち、中学受験をし…
子どもの時から、将来のために頑張るクセがついていた。
もう少し、ペースを落として、いまを楽しむにシフトしても良いのでは?と提案しているようにも思いました。
最初に、共感した部分は…
P150
特に日本人は海外の人と比べると周囲の空気に敏感で、流れにキャッチアップできていることで安心するという気質ももっているといわれている。
そうだなぁと思います。
この意思が変わるきっかけに、コロナ禍があったかなと。著者は、書いています。
ちなみに、私は、この価値観の中で育ちましたが、親元を離れたおかげで、少し、その気質を脱している部分もあるかもしれません。
Posted by ブクログ
これまでは社会全体最適の仕組みが当たり前な世界だった。しかもどんどん情報が追加されて、生き方働き方に生産性や効率性を求められ急かされてきた。(他人時間からの支配)
でもコロナによって足止めされた。そんなときに移住というチェンジ(外的変化)をきっかけにトランジション(内的変化)した著者の話。
明らかで規模の大きい経済成長よりも資源消費を抑えた持続可能な世の中に価値が置かれるのに伴って、個人が大切にしたいことも変わっていく。これから私は「じぶん時間」をどう過ごそうかなぁ。
Posted by ブクログ
学びメモ
・コンサマトリー(現在をたのしむ)
今行っていることを未来の目的やゴールに対する「手段」とするのではなく「行為」そのものとして楽しむ姿勢
・「やりたいこと格差」が生まれる
やりたいことが明確にある人はどんどん自分で学び、アウトプットを発信する。一方、やりたいことがない人発信、日々何も起こらない。
・幸福度に影響を与える要素
健康、人間関係、自己決定度(自分で人生の選択ができる)
Posted by ブクログ
良書!
私は転職考えた時期に読んだ!
いまの働き方について悩んだり、いまの自分に満足してない人が読んだら未来のキャンパスを描くひとつの生き方参考書にできると思う。
ぜひ会社のコーポレの方も読んでいただいて今後の会社が皆健康で働けるようにこういったものを勉強して社内の福利厚生やシステムとして取り入れれる工夫をしていってほしい。
そういう企業が増えていくと日本も変わる。
コロナを通じて働き方も変化あったし、
人の付き合い方も変化あった。
生産性を重要視しすぎるとストレスたまるので
余白が大事。
時間配分、住む場所、付き合う人を変えるは
転職や副業、趣味やコミュニティ所属など自分が遣らされているかんではなく、やりたいという自己決定軸が大切であることなるほどと思った!
- 難易度と自分のスキルのバランスとれた仕事だとフロー状態なりやすい、簡単すぎたらつまらないし、スキルがないのに難易度高いとストレスなる
究極にいい人いわゆるイエスマンだと雪だるま式にタスク増える、本当に自分がやりたい仕事に優先順位つけて、これをやりたいという発信が大事
未来を考えずいまここを味わう時間感覚大事にする
未来の目的のために現在をいきている生を手段化してしまう
現在を楽しむ積み重ねが未来豊かになる
とにかくいまを楽しむ工夫が大事で、生産性ばっかり重視しないで、余白の時間作って創造性も豊かにする
できれば社外のコミュニティにも参加して、コミュニティを広げておくことが大事なんだわかった。
つい仕事に集中すると生産性の鬼になっちゃうので
寝る前のボディスキャンや、セルフリーディング、サウナや瞑想など意識して取り入れていきたいと思う!
AIと友達になる。
そしてなるだけいまを楽しみ味わいます!
Posted by ブクログ
コロナをきっかけに長野軽井沢へ移住した方の著書。戦略デザインファームの代表ということで、別の著書も読んだことがあるが、本書はそうしたビジネス書ではない。なぜ都会を離れて暮らすことが今の豊かさにつながっているのか。客観的な側面、主観的な側面、双方からアプローチしつつ紐解かれている。なかでも、時間の捉え方をじぶん時間、他人時間と比較して、自己の内側から溢れる想い、感情に沿って生きる、暮らすことの意義を説いている。自分の年齢的なところもあってか、共感できるところが多く、田舎暮らしを所望するじぶんに納得がいった。仕事においてはバックキャストというような言葉が盛んに使われ、未来に向かってどうするか、あらかじめ計画を練って進めていくような考えがあるが、じぶん時間の中では今・ここを大事にする。流されず、ある意味自分にわがままに生きることの大事さを感じる今日この頃。そんな自分にしみる一冊であった。
Posted by ブクログ
メールボックスは空に、午前中に頭を使う仕事を入れる、全ての予定をスケジューラに入れろ、等々、過去から時間術、仕事術には非常に効率的な時間の使い方が載っていて、その通りだと思う。SNSが蔓延る社会では、自分以外の体験が自分の体験のように感じる効果がある。よって、自分自身の体験を差し置いて、スマホが手元にあることが最も大事なんだとなる。SNSをほぼ絶ったことで大きな変化があったし、水曜日の夜は1人時間を楽しむ、金曜日は家族と食事、ここからスタートした2022年。非常に自分自身も変わった。土日は、少なくともスマホは開かない。これが2023年にやっていることだけど、これも非常に効果ある。
じぶん時間を生きるとは、きっとこういう自分の中での結論をサポートしてくれるような気がして手にとった。
仕事一本足打法、という表現は非常にいい得て妙だし、よくそんな話をした。心を病む瞬間は、アイデンティティを折られた瞬間に起きやすい。これだと思っていたものが、ポキッと折られる。大事な仕事だと思って没頭してきたが、否定された時、ポキッと枝が折れる。家庭でもそうだろう。趣味がたくさんあればいいというわけではないが、アイデンティティを多く枝のように持つことが、心の強さを持つ基盤になっている、というのが自分の新しい個人としての強さのデザインだ。
途中から、本人の軽井沢移住ストーリーに移る。実際に、移り住んでみて、トレンドから遅れるのではないかとか、気を揉んだ部分はほとんど関係なかったということ。逆に自然が近くなり、キャンプとか都会生活でスペシャルなことにはあまりイントがなくなってきたこと。そして、何よりオフィス勤務の意味が出てきたこと。どうしても、ウェブ同窓会とかって、やらなくなる。そして、インパーソンの意味が大きくなってくることに気がつく。早々に気がついているアメリカでは、週五日オフィスに戻す動きに完全になっていて、Return to officeが進む。つまり、軽井沢だろうが、熱海だろうが、一回引っ越してもまた戻るしかない。それはビジネスの中心に人が集まることを意味する。一方で、自分という内発的動機を軸にした選択肢が日本人に出てきたということになる。元々アメリカにはそういう発想しかなかったため、他人時間で仕事する人も、プライベートを割く人もいないので、アメリカ(というには限定的すぎるかもしれないので欧米とかそういう)的な価値観に近付くのかどうか。
もしかしたら、軽井沢だけでなく、海外の事情も正しく情報としても体験としても入れていったらより良いかもと思った。プレイデートの概念は、実は違う。(間違いを指摘したのではなくて、実はその本質は違うという意味で)プレイデートは非常に重要だ。学校帰りに限らず、友達同士で遊ぶことをさすが、アメリカではドロップオフ方式、親がおらず子供だけ、一つの家庭にお世話になるパターン。もう一つは、親も一緒に遊ぶパターンで、公園、家に行く、ボーリング場などの施設に行くというようなパターンがある。いずれも、親の信頼関係が絶対で、プレイデートで人間関係を深めていく。親の情報交換も相当重要で、その中で学校関連、育児、その他の情報が交わされていく。価値観が合わなければ、またバリューがなければ、次からは呼ばれなかったりするし、結構シビアな印象だ。
おすすめの方法ということで、スマホの通知を切る、これはやっているというか土日は必要なければ、充電器に置いて見ない。時計から離れるのも同じだろう。ゆっくり深呼吸、ボディスキャニング、ストレッチをする。これも、今は毎晩やっているが、全く違うし、めちゃくちゃ眠くなる。散歩、これもセントラルパークがあるのは強い。公園の多いNYは、基本散歩して、歩く歩く。
外的な変化Changeではなく、内的な変化Transition。これを起こすことで、行動が変わる、時間を過ごし、その時間を感じることができること、時間自体を豊かに過ごすことができること。大前研一氏の引用も懐かしい、自分の人生を変えるには、時間配分を変えるか、住む場所を変えるか、付き合う人を変えるかしかない。決意を新たにするのは、全く意味がない。また同じ一年がやってくる。というもの。私もこの話を直接お聞きした2015年、一年の計で、決意を新たにすることは全くなくなった。1年に一度、何かを変えることだけを決めている。
Posted by ブクログ
他人の時間を過ごすのではなく、
じぶん時間を生きる。
コロナ禍による変化で、
今後も変えるべきではないことは、何か。
コロナ禍で、地方に移ったことで見えたことがまとめられている。
自分自身も、コロナを機に東京から出た。
リモートも継続している。
お酒をやめ、朝早起きするようにした。
結果、家族との時間が増えた。
仕事の質が上がった(ように思う)。
犬の散歩友達ができた(普段接しない人たち)
この変化は、新しいスタイルとして定着した。
もう戻すつもりはない
Posted by ブクログ
佐宗さんの時間に関する本。
自分時間の一端ではあるが多分に移住関連の話も含んだ本
メモ
・他人時間からじぶん時間へ
・外出自粛期間に行われた普段行わない行動
何かを生み出す
自己を表現する
家族や近所とつながる
自然と親しむ
・人生の転機には三つの段階がある
終わらせる時期 惰性で続けている生活や習慣
ニュートラルな段階
次のステージを始める段階
・方向は決めずに動きまくる
・不安を飼い慣らす三つの方法
自分の感情をジャーナリングする
誰かに聞いてもらう
不安の正体と正面から向き合う 人は不安に対してアクションすると不安をコントロールできるやうになる
・人生を変えるには会う人を変えることがひとつのきっかけに
・東洋思想 陰が極まると陽が生まれてくるという
・doではなくbeの肩書き。どうあると自分らしいか
・食べるはメディア
・地域コミュニティに属する時は、そこから何を得るか以上に、いかに参画するかという意識が大切
・移住がうまくいく二つのパターン
コミュニティのハブとなる人と繋がること
最初からコミュニティに所属すること
Posted by ブクログ
本の中では移住について多く触れられているが、私が共感したのは、著者に起きた「今ここに生きる」感覚変化。まずはベースにある幸せに気づくことが大切で、すべてゼロベースで考えたときはじめて自分にとって大事な物事の優先順位がわかる&整えられるのだなと感じる。
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『「生産性が上がれば余白の時間が増えて、豊かな人生が送れるはずだ」という前提がある。生産性を上げることで生まれた時間は、より有効な何かに配分されるはず、ではないのか。 しかし、実際に僕の人生に起こっていったことは、時間を効率的に使おうとすればするほど、結果的に仕事が増えていったことだった。生産性を上げて、時間を貯めようとしているのに、それに注力するほど「時間がなくなっていく」という矛盾。』
『実は、都会で働く人にとって「レジャー」とは、ただの休暇ではない。 「仕事のための余暇」を意味する。 あくまでも仕事を頑張るために、レジャーに出かけて英気を養うという感覚なのだ。 東京に住んでいたときに温泉に行っていたのは、突き詰めていうと仕事のパフォーマンスを上げることが目的だった。趣味も同じだ。筋トレやランニングを趣味としている人も、どこか仕事のパフォーマンスを上げるためにやっている節がある。移住してからは、それまで中心を占めていた仕事の存在が、新しい生活では「ワン・オブ・ゼム」になったのだ。仕事のパフォーマンスを上げるための手段に過ぎなかった、趣味や旅行・余暇が、「そのほかの活動」ではなく、仕事と同じかそれ以上に位置付けられる。生活のポートフォリオが変わった感覚があるのだ。』
Posted by ブクログ
今年の私の目標は、毎日会社から5時半に帰ることと決め空いた時間に何をしようかと考えているところじぶん時間を生きると面白そうなタイトルだったので読みました。
会社での仕事は、歯車のような仕事ばかりで他人時間(自分がやりたいことをする時間)ばかりです。じぶん時間は、誰かが作ってくれるわけでもなく、自分で作らなければいけません。
じぶん時間を作るには、他人時間を8割の力でこなし、2割の余白が必要となります。
この2割の余白を作るのが大変ですが、最近の私は余白を作るためのトヨタの改善などを利用してなんとか作れるようになってきました。
すると、この余白のお陰で自分の仕事以外の全体の仕事の問題点を解決したらもっと同僚も助かるのでは?と思えるような心の余裕が生まれました。
この余白で行う仕事は、人の役に立っていると感じられ、仕事が楽しくなってきました。
あとは、この余白を続けていくことを目標に頑張って行きたいです。
話の後半から作者の軽井沢移住に関わる内容が多くなり少し脱線気味かな?と思い☆3にしました。
Posted by ブクログ
コロナ禍の雰囲気が嫌いではなかった。
そして、この本には、その時の空気感が封印されているような感じだ。他者と付き合うほど、誰かの期待や価値観と中和される分、身を削りながら、あらゆる集団に適した組織人を演じることになる。あの閉鎖的なディアスポラな状態こそ、自分と向き合うには最適だったのだと思う。
ー 外的要因による変化を「チェンジ」という。会社から転勤を言い渡された。結婚したり、子どもが生まれた。離婚した。大事な人と死別した。これらは、「チェンジ」だ。それに対して、もうひとつの変化がある。それが、内的要因による変化「トランジション」である。
本当の自分や自分探しなんて旅をしながら求めるのではなく、部屋に閉じこもって他者からの影響を排除した所にポツンと存在するのかもしれない。その存在を見つけ、取り戻すのだ。その丸裸の自分は、変化と言えば変化かもしれない。
ー 瞑想に代表されるマインドフルネスは、未来のことを考えずに、「今・ここ」に意識を向ける。世の中には様々なマインドフルネスの方法があるが、その共通点は、呼吸に意識を向けるものであることが多い。この理由は、身体が感じている「今・ここ」に意識を向けるようにするためだ。これは、カイロス時間への切り替えをするためのひとつの方法だろう。
何もしない時間には記憶を呼び起こすインデックスがない。だから、空白の記憶として、時間はあっという間に過ぎた感じになる。知覚する刺激の量が多く、代謝が高いほど時間を長く感じやすいという。コロナ禍は、多くの人の時間をスキップさせたのだろう。思い出もないまま、大人になった切ない世代。そう考えると戸惑う。人間という社会的生物にとっては、自分らしく生きる事が却って空虚なのだろうかと。
Posted by ブクログ
学んだこと
・定量的で数えられる時間をクロノス時間、身体で感じる主観的な時間をカイロス時間という。
・時計に従って生活を組み立てるクロックタイム、時々に起こる出来事に対応する形で時間を過ごすイベントタイム
私はクロックタイムでタスクをこなすことに達成感を感じがちだけど、ぎゅっと集中した後に、ぼーっと過ごす時間が最高の癒しなのです。
Posted by ブクログ
コロナ禍で世の中の価値観や時間の流れに対する考え方が変わり、移住も含めてトランジションについて書かれている。
課題を課題としてみない仏教の考え方を大切にし成長より持続可能な環境構築に重きをおくことで、他人時間でなく自分時間をいきられる。
エッセイ的な要素が高いため拾い読み。
実践したいこと
・歳時記を中心に季節の感覚を生きる
・誰かに話をきいてもらう
・家庭でも仕事でもない第3のコミュニティーに所属する(収益にこだわらない)
Posted by ブクログ
「時間を成長の糧にせず、『今・ここ』を大切にできるように、こんな行動をしてみようよ」という内容なのかな?300ページ近いボリュームもあり、伝えたいことがややとっ散らかっていたような印象。でも、リモートで仕事をすることのデメリットについてはうまくまとまっていて学びになった。
Posted by ブクログ
暮らしの軸を移していく今読めてよかった。
・①何かを生み出す②自己表現する③家族や近所とつながる④自然と親しむ
まさに自分主体時間の過ごし方=「じぶん時間」といえるだろう。
・転機における3段階
第1段階:終わらせる時期。これまでなんとなく惰性で続けている生活、習慣、仕事などをしっかり終わらせる。それによって新たなものを受け入れる「余白」が生まれる。
第2段階:ニュートラルな段階。
過去のステージを一旦リセットすると、方向感覚が失われて不安に襲われる。それでも、日々の感覚に意識を向けて、感性を刺激するような活動を意識的に行っていく。
第3段階:次のステージを始める段階(再生期)
あれこれと模索を続けるなかで進むべき方向が見えてくる。そこからはモードを切り替えて、その方向に向かって積極的に行動に移していく。
Posted by ブクログ
他人時間に支配されている、その言葉に惹かれて読んだ。
今の自分はまさに、他人が起点の他人時間の生き方であると思う。
目の前のことに集中する、自分を主語に生きていく、そんな価値観を大切にしたい。
Posted by ブクログ
アフターコロナの自分時間との向き合い方について、著者が新しいライフスタイルに変えた後に感じた世界観を語っている。それ自体に何か新しい示唆があるわけではなかったのは、私自身も地方都市に移って感じていたことが多かったからだろうか。フルリモートで問題ない仕事であれば都内住むメリットが相対的に少なくなっているのは間違いない。
Posted by ブクログ
コロナ禍で誰もが経験したグレートリセット。著者のように居住地を変えないまでも、なにかしらのトランジションを実行した人は少なくないだろう。
また、筆者が指摘するように、強制的に外界とシャットアウトされる中で自分自身と向き合い「じぶん時間」と触れた人も多いだろう。
前半は「じぶん時間」に端を発し、自分自身に内在するビジョンを探索するという内容で、佐宗さんらしい示唆に富んだものだ。
しかし後半は郊外への移住体験記といった趣が強く、「じぶん時間」をいかにつくりどう活かすかというより、都市部がいかにせわしなく、地方部がいかに豊かか、という話に終始していると感じた。
きっとそれほど移住がインパクトのある体験だったのだろう、ただ「じぶん時間」を生きる、と題するのであれば移住以外の視点も欲しかった。