あらすじ
大自然が生み出した奇跡の瞬間――。
そんな死ぬまでに一度は見たい絶景が、この地球には数多く存在している。
例えば、空と大地を星が埋め尽くすウユニ塩湖。
例えば、ペンギンをはじめ野生動物の楽園となる南極。
例えば、ヒマラヤ山脈で一際、凛と聳えるアマ・ダブラム。
世界85カ国を回り、数々の絶景をカメラに収めてきたネイチャーフォトグラファーが、
そんな忘れられない旅の景色を、175枚におよぶ写真と文で振り返る。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
クレイジージャーニーを観ていて、興味を持ちました。
上田優紀さん。
写真家で、世界各地を常に飛び回り、自然、動物などの写真を撮っています。
何がクレイジーかというと、もう世間に知られている景色でも、まだ誰も観たことがない瞬間があるのではないかと考え、その瞬間を撮るためにまさに命をかける。
現地の人から止められたのに、40日間ウユニ塩湖に寝泊まりをして、その瞬間を待つ。
昼間は灼熱、夜は極寒、近くでは雷が落ちている。
それでも、その瞬間を待つ。
そうして、撮られたウユニ塩湖での満点の星空の写真。
地面には水がはられて水鏡と化す。
空一面の星空が、地面にも反映され、地面にも星空。
まさに360度星があり、宇宙のような写真。
その写真は圧巻で、私を一瞬で虜にしました。
そんな心を震わす写真が数多く収録されています。
北アメリカ
ヨーロッパ
南極
南アメリカ
アフリカ
オセアニア
アジア
七大陸で上田優紀さんが撮った、唯一無二の心を震わす写真たち。
なぜその写真を撮ろうと思ったのか
撮りに行く地域の説明
豆知識
旅の行程
などの文章と写真、そしてお目当ての写真が、最後に見開きで登場するという構成。
文章を読みながら、どんな瞬間を切り取ったのかワクワクドキドキし、そして、その期待を上回る写真が登場します。
写真も凄いのですが、上田さんの文章も凄く良い。
海、山、極地、砂漠など、世界各地に赴き、体験したからこそ紡げる言葉には、重み、深みがあり、心を貫かれます。
なぜ上田さんが写真を撮るのか。
世界に隠された未知の風景を伝えることで見た人の心を豊かにしたい。
という想いがあるからだそうです。
間違いなく、私の心は上田さんの写真で豊かになりました。
この世界には、私の想像することさえできない風景があることを知りましたし、そして、その風景は一瞬で心を満たしてくれます。
クレイジージャーニーとされる人の凄さを改めて感じました。
私だと何かを始める時、お金のこと、時間、失敗した時のこと、周りからの目など色々なことを考え、行動するのが遅くなったり、やめたりすることが多々あります。
でも、クレイジージャーニーたちは、自分の好奇心に従い、後先考えず、まず一歩を踏み出す。
これがクレイジージャーニーたちに共通することかなと思いました。
Posted by ブクログ
著者は若い頃にアイスランドを旅にしたときに現地の子供に見せた砂漠の写真による子供たちの感動し好奇心を刺激した姿から、写真家になることを決意した趣旨のことを記載されていました。
そして、SNSやネットに世界中の写真があふれる時代においても、なかなか常人では行けない、行くこともない、場所とタイミングを掴み、時には手繰り寄せ、命を懸けて、その風景を撮っていることがわかります。
アマ・ダブラムやエベレストに登るのは死ぬ可能性だってあるからです。
そんな著者の旅路を写真や文章で味わえる希少な体験記なので、冒険好きな方にはおすすめです。