あらすじ
「なんとなくだるい」「動けないほどツライ日がある」「頭が重い」「集中力が続かない」「息がしづらい」「動悸がする」――
病院で検査しても「異常なし」と言われるけれど、いつまで経ってもスッキリしない。
実はこれらの症状、“気づかぬうちのコロナ後遺症”かもしれません。
本書の著者・平畑光一医師は、コロナ感染後に体調を崩し、長く苦しむ人々を数多く診てきた専門医。
彼のもとには、「まさか自分が」と驚く患者が後を絶ちません。
コロナ後遺症というと「重い肺の病気」「特殊な症例」と思われがちですが、
実際には私たちの日常にひそむ“よくある不調”の顔をして現れるのです。
この本では、
コロナ後遺症にありがちな「見逃されやすい症状」
なぜ検査では異常が出ないのか
どんな人がなりやすいのか
どうやって回復をめざせばよいのか
を、平畑医師の臨床経験をもとにやさしく解説。
また、平畑医師の治療で抜群に効果を上げたという「セルフケア」も紹介しています。
「流行時、コロナに感染したけどそれは治ったはず。でも最近、なんだか調子が悪い…」
そんなあなたにこそ読んでほしい、
“もうひとつのパンデミック”に気づくための一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
病院にかかろうかと思われる決定的な症状が無いのだが、更年期ということもあり、いろんな可能性を探るために読んでみた。
個人的に頷けると思ったこと。膵臓が弱い人の体質の傾向は、私にはとてもあてはまる。そして体質改善に食事療法と漢方薬を使う方法が例示されているのも、小さいころからお世話になった先生のやり方とよく似ていて、腑に落ちた。
まずは生活習慣を見直すところから、そして環境を整えるなどなど。当たり前のことを大切にするのが、生活の質を上げて生きることなんだと思う。
Posted by ブクログ
言われてみれば当てはまる、ということが多いことに気がついた。果たしてそれが、コロナ後遺症なのか、ただただ疲労なのかは、実際に診察してもらい、検査をしなければわからないが。
Posted by ブクログ
後遺症の方がどれ程いるのか分からない。こうした現象を煽っているだけにも見える。だが、事態は深刻だというのが本書の存在で分かる気がする。25年7月出版。販売部数への期待が何よりその証拠になりそうだが、つまり、今でも苦しんでいる人たちがいる。
慢性不調と、それがコロナ後遺症によるものとは区別がし難い。また、そもそも慢性不調自体が周囲からは分かりにくく、理解を得難い。こういう本でしっかり理解する事が大事。
ー 負荷が許容量をしっかり超えると、身体が鉛のように重くなり、3日以上寝込んで動けなくなることが起きます。これを「クラッシュ」と呼びます。動けないと言っても、トイレまでの移動、食事は何とかできる程度のことが多いのですが…クラッシュを繰り返し起こしてしまうと… より軽微な負荷で寝込むことが増え、実行可能な日常動作の減少をきたし、ADL(日常生活動作)に重大な影響を与えます。
怠け者のように見られるのも辛い。それで大きく人生が狂い、夢を追えない人もいるのだ。だらしならい生活をしていたわけではないのに。
私の身近にそういう人がいる。守ってあげなければならない。