あらすじ
世界に7本しかない霊樹を崇める大陸世界。霊樹師の少女ニキは霊樹イリューネの調査中に奇妙な少年に出会う。イリューネを伐りに来たと言うこの少年は何者なのか――? 第24回前期ファンタジア大賞銀賞受賞作登場!
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Posted by ブクログ
自然を信仰する人々.
神樹の様子がおかしい,ということで派遣されてきた役人少女.
そんな彼女の前に現れた
「神樹を切り倒しに来た」という青年.
というわけで狂信者怖いわー.
信仰対象が狂っていたとしてもソレを認めない狂信者怖いわー.
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設定的には面白いと思うけど、今ひとつキャラクターに魅力が欠けるというか、微妙。何よりヒロインがウザい。ヒーローも野暮ったい。あとがきによれば、これでも随分とイモっぽさを削いだとのことですが、まだイモ臭いヒーロー。嫌いじゃないけど、夢中になれるかって言ったらそれはない。
続きを買うかどうかは、迷うところ。
Posted by ブクログ
自然に対する信仰の篤い世界、樹と対話できる霊樹師がヒロイン、樹を伐ることを生業とするバリアントが主人公、という設定が個性的。キャラの性格はプロトタイプだけど、ツンデレなティディが主人公じゃなくヒロインを思っている、というのが珍しかった。まだ伸びそうで、次巻も楽しみ。
Posted by ブクログ
ファンタジア大賞の銀賞受賞作。一応受賞作ということで手に取ったはいいものの、あまり期待していませんでした。
これはなかなか……現時点で面白いかと訊かれたら、まあどっちかというとノーと答えざるを得ないし、売れるようなジャンルでもないと思う。けど、世界観と雰囲気も悪くないし、キャラの使い方も上手い。何より完成度は高いと思うし、今後の展開次第では化けるよこれ。
プロローグ~1章にかけてがあまりに陳腐で、その場で投げてしまいそうだったんですが、我慢して読んでいるうちにいつの間にか結構真剣に読んでましたね。
樹木をはじめとした自然が信仰の対象となっているファンタジーな世界。
「霊樹」を守り慈しむ少女と、霊樹の命を絶つ使命を負った一族の少年。
二人の出逢いによって世界は大きく動き出す!
世界観は綺麗で、読んでいて憧れる。ドラクエとかゼルダの伝説的な、果てしなく広がる大自然とそこに住まう人々―みたいな。
主人公の少女ニキも、最初は野暮ったくて地味で魅力がないなーと思ったんですが、後半になるにつれて自然に対する愛情が滲み出てきて、なんだかこっちも優しい気持ちになります。
ライバル役のティディという少女もイイ。ニキのライバルであり親友であり、作中ではギャグもお色気もバトル展開もこなす器用なキャラ。1巻ということを考えると、一人のキャラにいろんな役割を果たさせたのは正解だと思います。
主人公の少年アークは、何をしたいのかよくわからんので減点。
敵キャラはの神父さんは、まあよくあるストーリーでしたが、一方的な悪役にせず、ご都合主義でお涙頂戴の悲劇にもせず、良かったんじゃないかね(投げやり
とまあ褒められるところを褒めてみましたが、やはりストーリーが地味すぎて盛り上がりに欠けますね。何がダメなのか上手く言葉に出来ないんですが……起伏が足りないのかしら。
地力はあると思うので、2巻以降に期待です。