【感想・ネタバレ】沈黙の咆哮のレビュー

あらすじ

世間を震撼させた埼玉愛犬家連続殺人事件。
伝説の捜査官が語る「死体なき連続殺人事件」の
捜査、裁判、立証のリアル――

1993年4月から8月にかけて、埼玉県北部で犬の繁殖・販売業を営む元夫婦らにより、3件、4人の男女が次々と毒殺される事件が起きた。遺体は解体され、切り刻まれ、焼かれた上で、無残にも山林や川に撒き棄てられた。いわゆる「愛犬家連続殺人事件」――正式名称「埼玉愛犬家等連続殺人・死体損壊・遺棄事件」である。主犯の元夫婦には死刑判決が下された。前代未聞の「死体なき連続殺人事件」に挑んだ捜査官が見た深い闇とは――。1995年1月の事件着手(逮捕)から30年がたった今、伝説の捜査官が「死体なき連続殺人事件」の捜査、裁判、立証のリアルをあますことなく語る。鬼気迫るノンフィクション!

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Posted by ブクログ

著者も述べているように、当時の報道は犯人の残忍さ、非道さをクローズアップするものが多く、そのグロさがフィーチャーされ映画などにもなったのではないかと思う。本書は捜査を指揮した方の執念の記録であり、また後半の裁判模様は人間とはなんなんだ、ということをを考えさせられる非常に興味深いものだった。ネトフリとかで、ぜひ犯人が捕まった後、判決が正式に下るまでの話を映像化してほしいなと思ってしまいました。

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2025年09月14日

Posted by ブクログ

これは、1993年に埼玉県で起きた「愛犬家連続殺人事件」を当時捜査した刑事のノンフィクションである。

遺体が解体され、切り刻まれ、焼かれた上で、無残にも山林や川に巻き捨てられという死体なき殺人であるが故に痕跡を見つけることに10年もの歳月を要し、主犯の元夫婦らに死刑判決が確定したのは、発生から15年以上が経った2009年である。

実際に事件のことは新聞や報道番組で知るくらいで、深く追いかけているわけではなかったので、見出しの数行の薄い記憶しかない。
だが30年以上も年月が経っているのに僅かでも頭の片隅に残ってるのは、残酷な猟奇的な殺人だったからだろう。
元刑事が書いたからなのか、あまりにも酷いと思われる記述はなかったが、それは被害者にも家族がいて、もちろん加害者にも子どもがいたからだろうかと思われた。


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2025年08月24日

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