あらすじ
「信頼」は、コミュニケーションの要。でも、「信頼関係」をどう構築していけばいいのか、よくわからない、という方も多いのではないでしょうか。
著者は、10年間にわたり秘書としてエグゼクティブとともに仕事をしてきたなかで、誰からも好かれ、卓越した業績を残していくエグゼクティブには「人から信頼される」という共通点があることに気がつきました。本書は、その男性たちから学んだ「誰からも信頼されるための方法」を35項目にまとめたものです。本書を読んで、「信頼される男性」になり、より豊かな人間関係を築いていただければと思います!
【目次より】
1 信頼される男は、「信頼関係をもとに……」と言わない
3 信頼される男は、自分の「肩書」をわざわざ言わない
5 信頼される男は、「ありがとう」をおしみなく伝える
10 信頼される男は、本当のプライドを知っている
14 信頼される男は、心に余裕がある
18 信頼される男は、パートナーを大事にする
20 信頼される男は、「マネジメント」をする
26 信頼される男は、「背中」で語る
27 信頼される男は、「色気」がある
31 信頼される男は、「人生哲学」を持っている
33 信頼される男は、「自信」と「過信」の違いを知っている
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Posted by ブクログ
チェック項目13箇所。信頼される男性になるためには小手先のテクニックに頼るのではなく、マインドそのもの自体を変える必要がある、あなた自身のマインドや心のあり方を変えていくことでいまのあなたよりもずっと人からの信頼度の高い人へとなっていく。「信頼関係」というのは言葉に出した瞬間、偽物となる。「言い訳」をすればするほど信頼は失われていく。肩書きはその人の「人となり」とは異なる。変更があったときは、部下は何も言わなくても当然変更を受け入れてくれるだろうという甘えはありませんか?自信は周りの人が運んできてくれるもの。肩書きではなく自分自身に誇りを持つ。孤独になることで自分の頭で熟考し重要な案件についての意思決定をくだす準備ができている。信頼される男性は時間をかけながら丁寧に一人ひとりとの関係を紡いでいく。行動は信頼のバロメーター。いつも穏やかな人なのに、レストランに入って注文をする時に突然横柄に豹変する・・・興ざめ。信頼される男は人生哲学を持つ。過信を恐れる・・・一人で突っ走って後ろを見ると誰も付いてきていない。
Posted by ブクログ
能町さん2冊目。女性が読んでも参考になる。
身近な上司を思い浮かべながら重ねて読むと、なるほどと思える。
・信頼という言葉を使わない
・言い訳しない
・肩書きをいわない
・自慢話をしない
・意見をころころ変えない
・ありがとうという
・理由を伝える
・ネガティブなことをいわない。
・信頼はお金でかえない
・アウェイ感をださない
・行動力
・人によって態度を変えない
・歩き方
・自分を信頼する
・まず相手を信頼する。肯定する
Posted by ブクログ
リーダーにとって最も大切な要素は「人から信頼されること」というのが、能町さんの回答です。
中でも印象深かった箇所は、
行動は経験。何よりもの宝。思考と行動のバランスをとることが大事。
信頼される男性には行動力がある。
「行動」は「信頼」のバロメーター。
そして、その人の「色気」をかもし出しているのは経験。
経験の積み重ねが人としての色気を醸し出す。
です。
行動→経験→色気→信頼
この流れから、自分の求めている(笑)必要要素を得ることができるなと感じました。
あと、人脈作りにも大変参考になることを書かれておられまして、
「自分がこの人に会いたいと思うという相手向きへのベクトルから、その人のほうから会いたいと思ってもらえるおちう自分向きへのベクトルに変えていくことが大切。」という箇所はとても、印象的でした。
見方を変えることが大切だということでした。
他にも具体的な行動方法として、「美しく歩く」「目に力を入れる」「背中で語る」などもあり、非常に腑に落ちてわかりやすかったです。
能町さんのような方が、秘書についてもらえるような仕事をしたいなと思いました。
Posted by ブクログ
*最近、自分の人生のピークを「過去」に持っていってしまい、「今」を生きていない人が多いように思います。「過去」の自慢話ばかりしている人と出会うと、「この人は、今の生活に満足されていないのかな」「今はいったい何をされているんだろう」と思ってしまいます。せっかくの魅力が半減してしまいますよね。一方、「今」という一瞬一瞬を大切に生きている人は、それだけで魅力的です。「この人はこれからどんなことをしていくんだろう」と相手をワクワクさせてくれます。「過去」ではなく、「今」を生きる。
*人としての器が大きい人は、孤独を親友として、うまく折り合いをつけながらつきあっているような気がします。そういう男性が「信頼」されるのは、いうまでもないでしょう。深い孤独を知っている人は、人に優しい。
*上司にもいろいろなタイプの方がいます。「マネジメント」をしても「コントロール」はしない上司が、部下から「信頼」され、人気があります。「マネジメント」と「コントロール」に違いは何でしょうか?部下に対するよい接し方が、「マネジメント」。部下に 対する悪い接し方が、「コントロール」。「マネジメント」は、日本語で「管理」と訳されていますが、「信頼される上司」は、「マネジメント」が上手です。自分のやりたいことに向かって人やモノを適切に動かし、多くの人からのサポートを受けながら、すんなりと目標を達成します。その間に多くの 人からの「信頼」や感謝を集めてしまいます。仕事を任された部下は、上司から認められたと嬉しく思い、どんどんモチベーションが上がっていきます。こういう上司と一緒に働いていると、毎日会社に行くのが楽しくなってきます。一方、私のなかで「マネジメント」と対義語になっている言葉が「コントロール」ですが、日本語では「支配」と訳されます。「信頼されない上司」は、「コントロール」をしてしまいがちです。部下を厳しく細かく支配してしまうため、部下は息苦しく感じ、モチベーションが下がり、結果もともないません。そのため、さらに「コントロール」が進み、忙しさとともに厳しさが増し、部下が疲弊していってしまう悪循環に。ひどくなると恐怖政治のようになるときもあります。このような上司のもとで働いていると、毎日プレッシャーのなか、ピリピリしながら働くことになり、とても
辛いものです。そのときに、「マネジメント」ができる人と「コントロール」をしてしまう人の違いは、いったいどこにあるのだろうと考えました。その違いの根本はどこにあるのか。それは、基本的に、「人を信頼しているかどうか」の一言につきるということがわかりました。「マネジメント」のできる人は、相手を「信頼」し、相手の自由意思を尊重しています。そのため、人にどんどん仕事を任せることができ、大事なところ、集中すべきところに全神経を注ぐことができます。その結果、さらに成果を上げていくことができます。それに対して、「コントロール」をしてしまう人は、そもそも相手を「信頼」していないので、相手の自由意思も尊重することができません。その結果、自分のやり方を相手に押し付けたり、ささいなことばかりに気をとられたりしてしまうのです。
*上司は、「行動は、経験。何よりもの宝。思考と行動のバランスをとることが大切なんだよ」とよく言っていました。つまり、頭のなかでぐるぐると考えることばかりに時間を費やすのではなく、ある程度考えがまとまったら、実際に「行動」にうつしてみることが大切である、ということです。100%完璧に考えぬくよりも、70%〜80%ぐらいで、「行動」にうつしてみる。少し見切り発車してしまったかなと思ったとしても、それぐらいでちょうどいいときがけっこうあるのです。このように、「信頼される男性」には、行動力があります。言葉だけよりも、「行動」がともなう行為のほうが、相手からの「信頼」が得られます。
*その人の「色気」を醸し出しているのは、経験。経験は、何よりも人生の宝だと思います。たとえば、海外への憧れのある人が、インターネットで情報を集めている段階で、何となく海外旅行に行った気分になってしまい、実際に足を運ぶことなく終わってしまう。これでは、リアルな経験が積めません。実際にその国へ足を運んでみて初めて、本物の経験を味わうことができるのです。そこには
、インターネットだけでは知り得ないことがたくさんあります。頭のなかでいくら考え、いくら想像をしてみても、実際の経験に勝るものはありません。怖がらずに、面倒くさがらずに、何事も経験をしてみる。「何でこんなことが起きてしまったのだろう」とそのときは受け入れられず、自暴自棄になってしまうような予期せぬハプニングが、後から振り返ってみると、今までとは全く違う世界•ステージへと連れて行ってくれていた、という経験をお持ちの方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。一度でもそういう経験をしたことがある人は、次から次へと、まるで挑戦者のように、何かを切り開いていく開拓者のように、楽々と行動にうつしていくことができます。他人や環境のせいにしている人は、実は、他の誰でもない自分の感情が、自分の行動に制限をかけているということが多いように思います。リアルな経験を通じて、いろいろなことを体得していく。本物の経験こそが、あなたの人生を彩ります。そこから、「人としての色気」が香りたってくるのです。明日からちょっと勇気を出して、行動することが楽しいと思える人生を歩んでみたいと思いませんか?経験の積み重ねが「人としての色気」を醸し出す。
*「信頼される 男性」は、自分の「哲学」をしっかりと持っています。「哲学」を持っている人は、自分のなかにぶれない軸があるあめ、自分の人生に必要なものとそうでないものをすぐに認識できます。自分らしい「哲学」を持ってみる!と自分に約束をしてみませんか?まわりにふりまわされる人生から少しずつ解放されていくことでしょう。自分なりのぶれない軸を持つ。
*「自信」を持っているほうがいいことは確かですが、「自信」を持ちすぎているのは傍から見ると印象がよくないようです。「自信」と「過信」を辞書で調べてみると、次のようにあります。「自信」とは、自分で自分の能力や価値などを信じること。「過信 」とは、価値や力量などを実際よりも高くみて、信頼しすぎること。「信頼される男性」は、実力を「過信」することは怖いことであると知っています。なぜなら、「裸の王様」になってしまうからです。自分は先頭でリードしてるつもりでも、ふと後ろをみると誰もついてきていない、という状態。これでは、的確なマネジメントはできません。「過信」している人の多くは、自分が「過信」していることを知りません。それゆえに、ますます「過信」していってしまうのです。「信頼される男性」は、「自信」と「過信」の違いを知っています。だからこそ、自分が「過信」していないかどうか定期的にチェックすることを怠りません。その方法はいくつかありますが、簡単にできるのは、人からのフィードバックを得ることです。リーダーとして、「これでいこう!」と思って自信満々に実行にうつしたものの、不評であったという事実を知る機会があれば、今後改善していくことができます。改善策によって成功体験を積み重ねていくと、今度はうまくいった、という「自信」も蓄積されます。しかし、フィードバックを得ないと、改善していくべきポイントがわからず、いつまでたっても成功しません。
*自分自身をお「信頼」する。これまで’「信頼される男性」の共通点をいろいろと見てきましたが、最も大事なことは、自分自身を「信頼」しているかどうかだと思います。ここに大きな差が生まれます。これは、自分に自信があるということとも少し違います。自分に自信がある人であっても、自分を「信頼」していない人もいます。「信頼される男性」は、自分自身を「信頼」しています。自分を「信頼」している人は、柳のようにしなやかで強い人です。動揺することがなく、確固たる信念を持っていて、ありとあらゆる荒波を乗り越えながら、一歩一歩着実に前に進んでいきます。自分自身を100%「信頼」できたら、どんなに幸せでしょうか。自分を「信頼」している男性には、たとえ一時的に逆境に陥っても、また何とかなる、自分なら大丈夫!と思って新たな日々に向けて思考錯誤しながら、次のステージへと向かっていく底力があります。自分を「信頼」している人には、迷いがありません。
*まわりの人の反応に一喜一憂しすぎて、神経が過敏になってしまい、自分が何者なのかわからなくなってしまっている人が多いように感じます。自分の人生を生きなさい!誰も邪魔することはできないのだから。自分を信じなさい!まわりの人の感情に影響されすぎて、会社から帰っても悶々としているのは、人生もったいないよ。人生の主人公は、あなただから」人生の主人公はあなたです。主人公となって人生を送るためには、自分自身を「信頼」し、自分の軸を持つことがとても大切です。その部分が揺らいでしまうと、他人の軸にふりまわされ、他の人の人生を歩むことになってしまう可能性があります。あなたは、他の人の人生を歩みたいですか?それとも、人生の主人公として、自分の人生を歩みたいですか?他でもない自分が、自分自身を「信頼」することが、シークレット•キーなのです。自分自身を「信頼」し、自分の人生を生きる。
Posted by ブクログ
信頼は、言葉に出した瞬間に偽物となる
言い訳の数だけ信頼が失われていく
ありがとうを惜しみなく伝える
変更理由をはっきり伝える
ポジティブな言葉掛けをする
I am proud of myself
遊び心を持って仕事に接する
心に余裕を、今の状況を受け入れる
コントロールではなくマネジメントする
歩き方次第で印象は変わる
自分自身を信頼する
Posted by ブクログ
子供の世界でも、自然と人が集まる人がいるが、そう言う人は大人になっても人が集まる中心にいる。
著者は秘書として、海外から来たエグゼクティブと行動を共にすることで、触れた、信頼される人の行動法則を紹介している。
信頼される人の主な特徴は
・自分の本当の価値を知り、それを自分でも認めているから、肩書きを誇示する必要もない為、行動も穏やかで謙虚。
・相手の懐に入るのがうまい。(一体感を生み出す)
・自分が自分のプロデューサーになるために、自分のファンになる。
・「この人に会いたい」と思い、会えるルートを探す労力を、相手から「会いたい」と思われるように自己を高める方に使う。
・信頼される人を選び、部下にする。
信頼=人望と考えるとわかりやすい。