【感想・ネタバレ】政治資金規正法 政治活動と民主主義のルールブックのレビュー

あらすじ

政治資金規正法は、政治活動の公明と公正を確保するため、一九四八年に施行された。しかし、政治とカネの問題は繰り返し生じて、その度に改正してきた。本書は、議員たちの収入と支出や、現在までの歴史的経緯を踏まえ、同法の枠組みを示す。さらに政治資金パーティーなどの事例を通じ、金銭の動きなども解説。そのうえで情報公開のあり方や今後の課題などを論じる。政治活動や選挙運動で注意すべき点なども多く扱う。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

良書。
良くまとまっている。
政治家が私腹を肥やす抜け道だらけの法律と思っていたが、完成度は高くなってきている。2024年度の裏金問題は法律を守らなかった事が問題なのであり誤解しがちだ。
ほとんどの政治家は真面目に国民のため働いているのだろう。不正しなくても政治にはお金がかかり、現状の法律では十分ではないと思われる。政治家は説明を十分行い、マスコミは中立的な報道をしなくてはいけない。

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2026年01月17日

Posted by ブクログ

弁護士として政治資金監査に従事しているほか、国会議員政策担当秘書として政治資金収支報告書を作る側の経験も持つ著者が、議員の収入と支出の実態や歴史的経緯を踏まえ、政治資金規正法の見取り図を示す。また、近年の自民党の派閥裏金問題をめぐる国会での政治資金規正法改正の議論を踏まえ、残された課題と今後の制度改正に当たっての方向性を提示する。
自民党の派閥裏金問題等の「政治とカネ」の問題が起こるたびに注目され、ニュース等でよく取り上げられるが中身が十分にわかっていなかった政治資金規正法について、その制定・改正経緯や仕組み、課題等についてよくまとまっていて、勉強になった。
政治資金の統制の仕方には、政治資金の移動そのものを規制する考え方と、政治資金の公開によって国民の監視下に置くという考え方があり、政治資金規正法の改正に当たっては両者のバランスの取れた議論が必要であること、特に後者は制度のもともとの趣旨であるが、まだ十分でない部分あるのでより政治資金の透明性を高める改正が望まれること、また、国会議員以外の政治家のことも考慮する必要があることなどを認識した。
ただ、政治資金を誰がどんな目的で、どんな割合で出していて、それを、議員歳費(報酬)等のほかの収入とどう役割分担して、どんな支出先にどんな割合で使っているのかなど、政治資金の収入・支出の実態の具体的なイメージまでは、もう一つつかめなかった。

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2026年03月12日

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