あらすじ
稀代の魔術師として知られるエルフのシェフィーリエは、邪竜討伐で瀕死になった弟子のレウテリアを救うため、自分の魔力や寿命を代償にして彼を蘇生する。全てを失ったシェフィーリエは悪徳商人に捕まり闇オークションにかけられてしまう。しかし、なんと自分を落札したのは英雄となったレウテリアだった! 6歳の頃に拾ってから大切に育ててきた彼をまだまだ子どもだと思っていたけれど……「好きだ、穢してしまいたいと願うほどに」積年の想いをぶつけるように情熱的に求められて!?
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ萌えたーーー!!!
間違いなく、ベスト3に入る“ド執着攻め”でした
“最愛の受けを失いかけてトラウマになっている攻め”が行方知れずの師匠を必死に探し回り、やっとの思いで取り戻せた時の喜びと安堵感は半端じゃなく「もう二度と離さない…」の固い決意のもと、隷属の首輪やGPS付きの腕輪に他人の立ち入りを決して許さない包囲結界etc…の“師匠と俺だけの世界”を作り上げる徹底した囲い込みに拍手が止まりません!笑
前半は攻め視点で、邪龍討伐で瀕死となった自分(レウテリア)の命と引き換えに、行方不明になった師匠・シェフィーリエの生死も分からず、焦燥感から日々が虚ろいでいく様子がヒシヒシと伝わってきて胸が痛みました。
行方知れずの師匠を必死に探し回るレウテリアは見ていて切ない…切ないのに、師匠への重い感情が溢れていてめっっっっちゃ萌えます(業が深い)
そして、やっと再会したのに今度はエルフと人間の価値観の違いからか、レウテリアの重たい愛情が師匠になかなか伝わらず、“可愛い一番弟子”の枠から抜け出せない一方通行な恋心が見ていて非常に切なかったです……!
でも、このすんなり行かない焦れったさが個人的には凄く好みでした。
ヤキモキするからこそ、幸せいっぱいなハッピーエンドが心に沁みるんですよねー…!
楽観的で飄々とした性格の師匠も可愛く、若干病んで重すぎるレウテリアとのバランスも◎
好みのCPとストーリー展開で、何度も読み返すだろうなぁ…と文句無しの★5評価です!