【感想・ネタバレ】諏訪の神 縄文の〈血祭り〉を解き明かすのレビュー

あらすじ

縄文時代の信仰と密接な諏訪信仰。諏訪神社は全国になんと約五千社も。その諏訪の神の謎を、「諏訪」「御柱」「モレヤ神」「ミシャグジ」「縄文」の、5つのキーワードからさらにさかのぼって解き明かす。

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Posted by ブクログ

諏訪大社を訪れたので、記念的な意味合いで、茅野駅近くの書店で購入。

面白いですよ。
諏訪大社の信仰に記紀神話にそぐわないものが多い…というところから、拝殿の向きが神体山や硯石に向かっていないこと(神社本庁の組織の中の神社と、古来の信仰の折り合いに)、御柱とは…など、不思議(ヘン)な神社だなぁと訪れて思ったところが解きほぐされて行く。

ただ、あくまで読み物。著者の「思う」「考える」ところに依拠するところは、どうしても多い。
とくに「縄文」についてのところは眉唾で、歴史学や考古学的にみて、どうなの?と思うところしばしば。2010年代の歴史本や日本論のトレンドだったんだと思うんですが古いもの、原初的なもののうち気に入ったものを縄文に結びつけ、現代にも生きる…的なことを無根拠に言いたがるきらいがあって。
この件、著者も反省?したのか「文庫版のあとがき」的なコーナーではだいぶトーンダウンしてます笑

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2025年08月23日

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