あらすじ
縄文時代の信仰と密接な諏訪信仰。諏訪神社は全国になんと約五千社も。その諏訪の神の謎を、「諏訪」「御柱」「モレヤ神」「ミシャグジ」「縄文」の、5つのキーワードからさらにさかのぼって解き明かす。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
真・女神転生にて初めてミシャグジさまを目にしてより幾星霜、信州人としても身近でありながら謎に包まれた諏訪大社と御柱祭の正体や何故に諏訪湖そのものを祀らないのか?等々この界隈は大いに気になるところ。
筆者曰く洩矢神=物部守屋、ミシャグジ=フォッサマグナ、土偶=ミケツカミとのこと。
"本来であればこれらは各章に各一冊を費やし、全五冊でも書き切れないほどの壮大で奥深いテーマであるが、本書では「諏訪信仰の本質・源流」を解き明かすという目的に絞って論述することに限定した"
" 「諏」を「ス」とも読まないし、「訪」を「ワ」とも読まないところから、「大和」や「飛鳥」と同様に、好字令による当て字と思い込んでいるひとも少なくないだろう(略)しかし、それは誤認であった"
"「諏訪」には「ス・ワ」という読みがあったのだ。当て字でも、好字でもなかったのだ。「諏訪」とは、古代支那の特別な階級でのみ用いられた宗教用語である"
Posted by ブクログ
諏訪大社を訪れたので、記念的な意味合いで、茅野駅近くの書店で購入。
面白いですよ。
諏訪大社の信仰に記紀神話にそぐわないものが多い…というところから、拝殿の向きが神体山や硯石に向かっていないこと(神社本庁の組織の中の神社と、古来の信仰の折り合いに)、御柱とは…など、不思議(ヘン)な神社だなぁと訪れて思ったところが解きほぐされて行く。
ただ、あくまで読み物。著者の「思う」「考える」ところに依拠するところは、どうしても多い。
とくに「縄文」についてのところは眉唾で、歴史学や考古学的にみて、どうなの?と思うところしばしば。2010年代の歴史本や日本論のトレンドだったんだと思うんですが古いもの、原初的なもののうち気に入ったものを縄文に結びつけ、現代にも生きる…的なことを無根拠に言いたがるきらいがあって。
この件、著者も反省?したのか「文庫版のあとがき」的なコーナーではだいぶトーンダウンしてます笑