あらすじ
トランプ独裁を活用せよ! この歴史的大転換を逃すな! 元・内閣官房参与にして、日本経済の表裏を知り尽くす著者による8つの緊急提言。渡瀬裕哉氏(早稲田大学公共政策研究所招聘研究員)対談収録!
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Posted by ブクログ
「ディール」は取引と訳されるが、国家間では駆け引きと決断の積み重ねでもある。激変する国際情勢の中で、日本が受け身を脱し、自国の利益を軸に外交と経済を組み立てる必要性を説く。米国の政策転換を脅威とみるだけでなく、日本再生の契機と捉える視点が本書の特色だ。変化を恐れて現状維持に甘んじれば、国力は静かに失われていく。一方、危機を好機へ転じる覚悟があれば、新たな道は開ける。時代は待ってくれない。問われているのは、世界の変化を嘆くことではなく、日本自らが未来を切り拓く意思なのである。
Posted by ブクログ
義務教育の歴史教師は自虐史観が服を着ているような人物で、知らず知らずのうちに、誤った歴史認識を植え付けられていました。
そして、ほとんどメディアなどの受け売りで、リベラルであることがスマートで正しいこと、そしてかっこいいことだと思うようになっていました。
ただ、いつからか、それは違うんじゃないか…と思うようにもなって、もやもやしていました。
本書を読んで、そのもやもやにようやく明確な回答を得たような気がします。
また、いつの間にかマルクスもケインズ退場させられていたということを知って、自分の経済感覚が世の中と合わなくなっていたのも、そういうことだったのかなと思いました。
リベラリズムが実は資本家に都合の良い原理で、グローバリズムや貧富の格差の拡大などへつながっていくことは知ることができてよかったです。
メディア、政治家、企業と中国との癒着なんて、ニュースの表層を少しほじくればいくらでも出てきます。
緩かにでも確実に蝕まれていく日本の現状に、いつの間にこんな世の中になってしまったのか…と、子を持つ親として、この子が大人になったとき、日本で幸せに生きていくことができるのかと不安にならざるを得ません。
でも、藤井さんは、本書最後の渡瀬氏との対談の中で、世界の中で日本が果たすことができる役割や、日本だからこそなし得ること、日本の可能性に目を向けています。建設的な視線に憂鬱が晴れるような気持ちでした