【感想・ネタバレ】偽りの婚約者のはずが、極上御曹司の猛愛に囚われていますのレビュー

あらすじ

誕生日目前に恋人に裏切られた舞菜香は、行きつけの飲み屋で顔見知りだった男性・裕弥と誘われるままに一夜を過ごしてしまう。翌朝も甘く口説かれ、動揺のあまりホテルから逃げ出した舞菜香だったが、その後、彼が仕事相手として再び舞菜香の前に現れて!? すべて忘れてなかったことにしてほしいと頼むが、彼は交換条件として縁談を断るための恋人役を提案してくる。しぶしぶ受け入れた舞菜香だったが、本当の恋人同士のように甘く接され、猛アプローチを受け……!? ※電子版は単行本をもとに編集しています

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Posted by ブクログ

ネタバレ

誕生日前日に恋人に裏切られた舞菜香は、ひとりで飲みに立ち寄った店で顔見知りだった裕弥と偶然再会する。優しく寄り添う言葉に心が揺れ、一夜を共にしてしまった舞菜香は、翌朝の動揺のまま彼の元から逃げ出す。しかし後日、仕事で再会。忘れてほしいと告げた舞菜香に対して、裕弥は“縁談を断るための恋人役”を交換条件に提示する。仕方なく受け入れたはずの関係は、次第に本物の温度を帯びていき。

傷ついた心を抱えながらも、常識と誠実さを失わない舞菜香がとても魅力的でした。
落ち込む瞬間はあっても、誰かに甘えるだけでなく、仕事に向き合い、自分の人生を自分の意志で歩こうとする姿に好感が持てました。嫌な同級生や元恋人からの嫌味にも、必要以上に傷ついて引きずるのではなく、距離をとりながら対処する強さがあります。

一方の裕弥は、最初は余裕のある御曹司に見えるのに、舞菜香のこととなると不器用なほど真剣。
「手に入れたいから支える」というのではなく、「支えたいほど大切だ」という愛情が丁寧に描かれていて、甘くて真剣な眼差しに何度も胸が締めつけられました。猛愛と言うと強引なイメージもあるけれど、彼は舞菜香の意思を尊重し、歩幅を合わせようとする。その優しさと執着のバランスが心地よかったです。

お仕事要素も充実していて、舞菜香が自分の力で一歩ずつ前に進んでいく描写がとても好きでした。裕弥がただ助けるのではなく、舞菜香自身が立ち上がれるように横で支える関係性が、まさに“対等な恋”として描かれていたと思います。

すれ違い、再会、すれ違いの解消。
その過程が丁寧で、最後に二人が選び合う瞬間には、自然と頬がゆるみました。
大人の恋愛の切なさと甘さの両方が詰まった一冊です。

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2025年11月09日

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