あらすじ
エルフが営むマッサージ屋・アケボシ。
郊外にある大きな木の家、店主・ユタカのところにはたくさんの魔物のお客様がやってくる。
これってマッサージ? と思うようなお悩みだって、ユタカなら解決してくれる!
"心の声"が伝わる不思議なマッサージ屋のお話、第1巻が登場!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これは癒し力が高い、良き漫画だ。
美形エルフ(実際は、父がエルフ、母が人間のハーフエルフみたいだが)が、相手の心の声をしっかり聴ける能力を巧く使える職業として、マッサージ師を選択しているってののが斬新。
普通なら、隠れている相手を発見して、エグい射的距離と的中率の弓術で戦場で無双するって展開になるだろうに、不調を抱えるお客様を癒やす事を選択したのはお見事だ。
主エルフ公・ユタカのマッサージ店「アケボシ」を訪れるお客様のほとんどは人じゃなく、ファンタジー世界の住人なんだが、抱えている体の悩みは、人間のそれと大差がないってのも、実に好かったし、共感も抱けた。
この(1)全体が良かった事に加えて、(2)への引っ張り方にもセンスの良さを感じ取れたので、発売日が実に待ち遠しい。
この台詞を引用に選んだのは、ユタカのプロとしての覚悟、矜持、信念をしっかりと感じ取れるモノだったので。
どんな職種であるにしろ、自分はプロだって意識を持っている者の仕事の質は、自然と周りに高評価されるモノになるものじゃないだろうか?
自分の仕事に対して、お金を払って貰う、その責任の重さを自覚していなければ、プロだ、と胸を張って口には出来まい。
私も、努力が結実して、プロの小説家になった時、自分の仕事に悩んだ時は、このユタカの気持ちを思い出す事にしよう。
(いろいろと悩んでしまったけど、僕は医者ではない。マッサージ師だ。お客様を癒やすのが役目。ならば、やることはひとつ)
「わかりました。それでは、マッサージをはじめましょう」(byユタカ)
耳が良いとか
そういうことじゃなかろう、と。
それはともかく、私はゲーム等詳しくないのでミミックと言えばフリーレンだったのが、ぎっくり腰?のミミックも追加されてしまいました、どうしてくれるw
Posted by ブクログ
―マッサージ屋として面白い
エルフらしい話展開で魔力を使ってのマッサージを行うのかと思いきや,予想以上にマッサージというものに対して真摯に描いてくれている作品でした。種族を考えて施術を決定したり心身の声を聞いてその都度内容を変更したりは実際のマッサージもそういった手順だったりします。
日頃からマッサージを受けていた私目線だと実際に施術されて自覚症状がない不調をスバリ言い当てる部分だったり日頃のケアの内容について,これやってる!となる部分があって面白かった。ホットアイマスクは寝るときなどに利用していますが眼精疲労回復・低減に一役買ってくれますよ。