あらすじ
シドニーパラリンピックで、明るいパラアスリートの姿と競技のすごさに感銘を受けた、カメラマンの著者。このとき、障害者への偏見や先入観が崩れ、見える世界が広がった!
以来、パラアスリートを撮り続け、写真の力を使って、パラアスリートや障害者の本当の姿を伝えようと奮闘。
しかし、世間の偏見の“壁”は厚く、著者の写真を見た人からは、「障害者にこんな激しい運動させるなんて、かわいそう」
といった声が届く。選手の思いや本当の姿をうまく伝えられず、悔しい思いをした。
あるとき、とある義肢装具士とともに、義足の女性をモデルにしたファッションショーを企画し、写真集も発売。これが世の中に大きな衝撃を与える。
みんなの中にある、健常者と障害者を分ける“心の壁”がなくなりますように――著者はそう願って、今も活動を続けている。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
子ども向けに語り口調で書かれていて読みやすい。カメラマンの筆者自身と、パラアスリートのかっこよさ(とひたむきさ)が際立ち、読後は爽やか。説教臭さや押し付けがましさは全くない。是非感性の豊かな子どもから読んでほしい。
Posted by ブクログ
パラアスリートの周りにいるカメラマンや義肢装具士さんの実態が垣間見られる。子ども向けで読みやすい。パラリンピックを見てすごい世界だな、と興味を持った方にぜひ。