あらすじ
いま、クラブの真実が紐解かれ始める!
罪無き人を狩る「クラブ」がこの世には存在する。
罪無き人を狩る「ケモノ」がこの世に蔓延っている。獲物として選ばれる者たちに、理由らしき理由はない。ただそこにいたから、ただ笑っていたから、ただ生きていたから――たまたま、偶然にも、不幸にも、選ばれる。選んだ者たちは、選ばれた者たちのこれまでの人生や、夢や、希望を一切省みることなく踏みにじる。自分が一時、気持ちよくなるために踏みにじる。
――だが、偶然は時に恐ろしいものを運んでくる。
これはその偶然で選ばれた『僕』=赤神楼樹の物語。彼は「ケモノガリ」として「クラブ」のケモノを狩る存在。
今回赤神が訪れるのはドイツにある村。ルートヴィヒ一族に支配下におかれているその村に、ブルク=クヴァル(苦痛の城)と呼ばれる古城がある。その城のなかには、「クラブ」の隠された真実が、秘められていた―――!
ついに赤神と対峙する壮絶なる謎の敵アストライア! そして、改造アニマル大進撃!
東出祐一郎の破壊的テンションが炸裂する絶好調の第三巻!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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Posted by ブクログ
面白い。
やっぱりライバルというか同等の敵出現。
さらに6人だっけ。リストに載ってないのがいるらしい。
探さないと。
CIAは仕事じゃなくてお手伝いだったのね@@;
長期休みって自由すぎる~~。
たまにはサクッっと終わってすっきりするのを読みたい。
Posted by ブクログ
今までは圧倒的な強さの楼樹君でしたが今作は無双しません。今回は謎解き屋敷に放り込まれてるというのもあります。屋敷の主人は娯楽提供者なので当然血なまぐさいですが。敷いてあげるなら動物相手ぐらいでしょうか。どこのモンハンだ。
前作のラストに登場したアストライアという少年も登場。今回は上から見下ろしてるだけかなーと思いきや……。舞台となっている屋敷にいる少女もこれまた曲者。シャーリーさんは残念ながらわりと空気です。しかし何故そこまで協力してくれてるの貴女。
やだ何この子たち怖い。大人より子供怖い。個人的にはそんな風に思えちゃう3巻です。
ところで次の舞台がガチでやばそうなんですが大丈夫ですか。
Posted by ブクログ
人狩りクラブに狩られかけて逆に狩るようになった殺人の天才がとにかく戦う話。3冊目。
3冊目はシリーズ化に向けての引きが強い。
1冊目は完結のつもりで書いていて、2冊目はそのままもう1冊。3冊目である程度長期のシリーズを見込んだ感じ。
シャーリーは2巻から出ているが、緩やかなつながりだが、味方にも絆を感じるのが出てきて、敵にも同世代の天才君とか、仲間の宿命の相手とかが出て、何巻かかけて追っていくのであろう展開。
これはまあ、その何巻かかけて面白くなるための布石であろうけれども、それを後回しにすることで、1、2巻程の力はない。ギミックは某ブラックジャックを思い出すが、それはどうか?であるし。
まあまず、これが助走であるのなら、次巻以降に期待しよう。