【感想・ネタバレ】おせっかいサービス戦略のレビュー

東田伸哉

クリーニング革命！ 「リナビス」絶好調の舞台裏
それは、「おせっかい」というキーワードと、素直な視点でのビジネス展開。

わずか５年で売上1億5000万円から17億円へ15倍に急拡大。
この驚異的な成功の裏には、３代目社長のユニークな哲学と戦略があった。
無経験から業界革命へ 創業者3代目の成功哲学。

[ブクログ · ★★★★☆]

本屋さんでふと目に止まりました。クリーニング業界という、すでに飽和状態といえる、さほどの技術革新の余地がなさそうな、家から近いかどうか以外に差別化の余地があるのかな？というところでどうやって業容を拡大していったかを知りたいと思いました。また、うちのお客さんの工場があり何度も行っている西脇市の会社であるという地理的な要素と、現在はM&Aで全株式を売却したという事情的な要素も後押し。

以下、成功のポイント。

「おせっかい」なサービスで差別化。

ネットで商圏拡大。従来の地域密着からの脱却。そのための新しい広告手法。マーケティング。SEO、ブログ活用。カンブリア宮殿取材。

単価の見直し。重衣料に仕向けるための「10点一万円」という価格設定。価格競争に巻き込まれない。

拡大に合わせた広告費投入や設備投資の決断。親の説得。

非人間的な部活動で培った平常心。