【感想・ネタバレ】138億年を疾走する圧倒的にわかりやすくてドラマチックな 全人類の教養大全2―人間の英知を血肉にし、真理を見つける編のレビュー

あらすじ

韓国で300万部売れのモンスター書上陸!

歴史も経済もこの社会も――「この世のしくみ」がわかれば
退屈な話がおもしろくなりすぎる!

今さら勉強したくない人が眠れないほど熱狂する知的アップデートの書!

シリーズ1巻では、僕たちが生きているこのセカイを歩いていくために
絶対に知っておきたい「現実社会のルール」を学んできた。
いよいよ「現実のセカイ」を飛び越えて、
その先にある「真理」を探す旅へと出かける。

僕たちが暮らしている世界の解像度を上げれば、
「自分」というこの不思議な存在が、もっとよくわかるようになる。

この本を読み進めるうちに、もしかしたら、家族や学校、
あなたのまわりの人たちが教えてくれたことが、実はまちがっていたのかも……
と気づくかもしれない。
「真理」はつねにそういう可能性を秘めている。

僕たち自身のなかにある無限の宇宙を探るために……さあ、出発しよう。

哲学ーー「いま、ここにいる私」――この不思議すぎる生き物
科学ーー僕たちがたった1つ「証明できないもの」がある!?
芸術ーー名画かヘタクソか? 美術館の絵に隠された秘密
宗教ーー世界三大宗教、みんな同じ神さまを信じてるのに

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Posted by ブクログ

138億年を疾走しつつも、1つ1つの歴史や考察はとても重厚。科学、哲学、芸術、宗教が、それぞれ絡み合いながら、発展、あるいは回帰していく過程を、とても分かりやすく解説してくれている。
哲学においては、アリストテレスが形而上学において「すべての質料の最終形態が神」と考えた点や、ウィトゲンシュタインが「語りえぬものについては沈黙せねばならない」と述べつつ、語りえぬものへのリスペクトを持っていた点などは知らなかったし、思考の過程などが勉強になった。
芸術が理性と感性、絶対主義と相対主義を揺れ動いてきた歴史、また宗教では、4大宗教がどのような教義に基づいて何を信じているのか、互いの宗教をどのように捉えているのか、というのも改めて学びになった。特にヒンドゥー教の釈迦の捉え方が面白い。人として必須の教養本だと思う。

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2025年08月03日

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