あらすじ
誓約の竜を成長させないと廃嫡!! 王女シエラは正体を隠し、竜を大きくするため竜騎士団に入団する。だけど冷酷無情な鬼上官スメラギと、エリートの同僚たちはシエラに冷たくて!? ドラゴンナイト・ファンタジー!!
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Posted by ブクログ
いつまでも自分の竜が大きくならないと悩んでいる王女シエラが、心の成長がないからかと悩み、竜騎士団に入団。
上司にあたる団長は、「死神隊長」と呼ばれるスメラギで、怒鳴られっぱなしですけど、怒る内容は正論ですし、意外と優しい人で、こういう上司結構好きです。18歳には見えないですけど。
ルーシェとして動いているときは、イキイキしてるし、常に前向きでかわいい性格で、肩に乗る竜のルーもかわいいです。
ルーは赤竜ということで、たぶん聖竜だろうなって予想はできてましたけど、大きくならない理由とか、なぜルーシェの側から離れた理由とか知ると、すごいいい子だなって思います。
後半、スメラギが黒竜公に叙任され、その叙任式でシエラから直接手渡されて、そこでルーシェの正体に気付いて驚くのを期待していたんですけど、いくら下を向いていたからといって、全く気付かないって有り?
あまりのにぶさにビックリです。
会議では顔を会わすとか言ってましたけど、化粧前と化粧後で全然顔が違ってて気付かれない可能性も高いし、ルーシェの前でシエラのことを褒めそうな感じもしそうです。
まだ全然ラブ度はない状態ですけど、次巻もありそうなので、隊長がルーシェの正体に気付いた瞬間の描写を楽しみにしてます。
Posted by ブクログ
前々から絵が綺麗だなぁと思いつつ、読めていなかった銀の竜騎士団。やっと読みました。
読み始めてみたらページを送る手が止められませんでした。テンポも良く、ストーリーも飽きがこない展開でサクサクと最後まで読めました。キャラクターもみんな個性的で良いです。
主人公は自分の竜・ルーが育たないのは自分が成長しないからだと、王女にも関わらず身分を隠し、竜騎士団に入団して黒竜隊の隊長の元で頑張る15歳のシエラ(竜騎士団にいる時はルーシェ)。
黒竜隊の隊長は死神隊長というかなりおっかないあだ名の18歳・スメラギ。とても10代には見えない落ち着いた態度と、職務に熱心すぎる真面目な世話焼きお兄さん。
そして、そんな隊長スメラギのさらに上の団長にあたる、シエラのいとこのシリス。彼は腹に一物あるねww笑顔の裏で色々画策してそう。でも彼は真剣に国のことを思っているんだなぁと。
それからスメラギの世話焼き女房役をもこなすルーシェの同僚・カイトに、忘れてはいけないルーシェの相棒・赤竜のルー。
読み始めた時はルーシェがちょっと幼い印象でしたが15歳という年齢を考えるとこれから成長していくのでしょう。一途に一生懸命頑張る女の子は見ていて応援したくなります。ラストのあたりの一人で山に登る場面はちょっと無謀だろうと感じましたが・・・。そして、スメラギが落ち着きすぎててちょっとウケました。こんなに落ち着いた18歳いないよって。でも、シリスも19歳だし、この話の男の子たちはきっと大人びているんでしょう(笑)ルーが大きくならなかった理由もルーがルーシェのことを本当に大切に思っているからこそだと思い、2人の絆の強さというか人と竜の絆に胸がじーんとしました。スメラギとデュラクもそうなんだろうな、とか。まだ1巻なので恋愛のれの字も見られませんが、そこはこれからに期待しておこうかな。さて続きを読もう♪楽しみです。
Posted by ブクログ
お姫様という身分を隠した女の子と配属先の上司との話。最近のファンタジーではよくある設定ですが、物語の流れ自体は結構テンポ良く面白かったです。
ルーシェがそこまで世間知らずではない、という部分が、多分他のお姫様キャラと比べると違いとして上がる気がします。
気になったのは、続刊出ること前提での物語だとは思うのですが、割と文章内で設定系統が詰め詰めに語られ気味?
同じ話を違う視点で語られることで状況を飲み込みやすくはなるのですが、「あれ?この説明少し前の行でも語られていた気が……」ということも幾つかあるかもしれません。
最後に皆さん言ってますが……スメラギ隊長のメガネは節穴か!(笑)
これ正体ばれたら隊長はどうするんだろうなーというのが今後の楽しみです。