【感想・ネタバレ】新版 就職しないで生きるにはのレビュー

あらすじ

働き方・ライフスタイル本の原点
自分のリズムにあわせて働き、好きなことで生計を立てる。
40年以上にわたり若者たちを励ましてきた不朽の名著。
仕事と生き方に悩むすべての人に。
解説=辻山良雄(本屋Title店主)

「わたしがまだ二十代で(…)明日なんてないという気になっていたころ、仕事というのは憎悪すべき単語だった。だが(…)わたしも中年の三十路をむかえる。そして「仕事」は美しいことばになり、それこそが最良の「あそび」になった。仕事こそいのちだ。それ自身が報酬だ。その仕事がいいものなら、それを感じることができ、充実感がある」(本書より)

【目次】
はじめに
小さな本屋さんをはじめた
法律なんかこわくない
したたかな友人たち
心をなくして客をなくす
愛は一軒の家から……
訳者あとがき
解説

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Posted by ブクログ

翻訳がかなり読みにくい。おそらく、訳が変わればもっと章ごとの独立性もみられる(現翻訳だと似たような内容がなぜかズルズルと章を分けて綴れられているように読める)だろうし、それぞれの登場人物の人柄や考え方も掴みやすくなると思う。

ただ、最後の最後でガツンとくる文章が現れる。そして、その言葉たちと出会うことで、前述した読みにくい部分の自分なりの解釈に手が届くように思える。

最後の辻山さんの文章もよい。
スモールビジネスが時代を超えて繰り返される意味、試されている私たち人間の「自由」の在り方、捨てられない理想と立ちはだかる現実をどう乗り越えていくのか。

総じて読めて良かった本ではある。

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2025年07月30日

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