【感想・ネタバレ】経営と冒険 辰野勇 私の履歴書のレビュー

あらすじ

世界から愛され2025年に創業50周年を迎えるモンベル。
いまや会員数120万を超えるアウトドア用品メーカーは、
わずか7坪の小さなオフィスから始まった。

スイスのアイガー北壁を1969年、当時世界最年少の21歳で登頂するなど、
登山という過酷な活動体験をしてきた冒険家としての顔も持つ、モンベル創業者のアクティブな半生をつづる1冊。


“たとえ目先の成功確率が高くても、将来の存続が危ぶまれる道は選ばず、リスクを覚悟して決断してきた。この判断も私は登山や冒険で鍛えられてきたように思う。”(本書より)

経営者やリーダーに必要な胆力について、著者のような極限状態に置かれた人間だからこそ説得力高く語れるものがあります。


目次

はじめに 経営と冒険

第1部 私の履歴書

ひ弱な子/金剛山/白い蜘蛛/山の仕事/登山熱/アイガー北壁/登山教室/商社へ/独立/新素材/カヤック/海外進出/パタゴニア/黒部峡谷初下降/冒険大賞/初めての直営店/海外の川下り/モンベルクラブ/阪神大震災/障害者とともに/地域を元気に/災害多発列島/「岳人」/経営哲学/大学で教える/野遊び/仲間たち/尽きぬ好奇心


第2部 番外

失敗の概念を持たない/生きる力・決断力/幼稚園バスの旅/グランドキャニオン/ネパールの川下り/特許を巡る裁判/自己確保/藍を染める/ヤルツァンポ川/スイス国交樹立150年/カイラス山巡礼/ミラノ登山の祭典/コスタリカ/国後島/「シートゥーサミット」と地域活性/アリューシャン列島/モンタベアとアイランドベア/大腸がん/50年ぶりのマッターホルン/モンベル創業50周年

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Posted by ブクログ

どのゴリラも登ったことがないと理由で危険を犯して完璧を登るような陽気なゴリラはいないと断言する。すなわち、冒険は人間に与えられた特性だというのだ。その他事実なら我々が教授する。文明の起源は限界を超えてきた。冒険の歴史の賜物なのかもしれない

人はそれを選択することで得られるものと失うものを天秤にかけて自らの反応に進む道を選んでいる。できないと考えるかしないと考えるか。では、まるで人生の質が異なる好きなことをやりなさい。そしてやっていることを好きになりなさい。それが何であれ、自ら選んだ道なのだから、もっと人生を楽しみなさい


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2025年07月06日

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