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Posted by ブクログ
とても面白かった。
6人ではなく7人で転移して、紛れ込んでいる綾子が犯人なんだろうなぁ、
とは思ったものの、
ロジカルに(アランの人格がアランの体を殺す訳がない)解くことができなかったのが悔しい。
また、ジャクリーンの体だけ傷つけないように、と気を付けていたことから、
最後の着地先の体までロジカルに推理され、解かれており、
読んだ後に気持ち悪さが一切残らなかった。
Posted by ブクログ
真相「だけ」なら予想はしやすい
一人だけ転移せずに死んだ人がいる→死んだ人と生き残った人で入れ違いが起きていても気付かれないパターンがある(英語の発音・理解度などから)→意外性のある結末を考えるなら、綾子の人格が生きていてアランが死んでいるパターンだな……と
んで実際にその通りだったんだけど、そこだけが解ったからなんだっつー話なのよね
真の真相に至るまでのいくつもの論理とか、そういった部分を全部含めて楽しめた
綾子が転移後の自分の体とジャクリーンを間違えて殺してしまう過程とか大好き、シンプルでわかりやすく綺麗な推論
読み始めたころは「こんな人数で人格転移が起きつつの連続殺人とか、絶対にごちゃごちゃして頭パンクするわ」なんて身構えていたんだけど、実際は誰かが死んだらそのままあっという間に江利夫とジャクリーンの二人だけになっていて、予想以上のスピーディな展開にも驚いた
いい意味で拍子抜けしたというか、肩肘張らずに読む事が出来た
諸々に関しての動機についてはうーん……と思ってしまうのが正直な所だけど、そのあたりを主軸にした作品ではないと思って読んでいたので、まあ、目を瞑ってもいいかなという感じ
講談社文庫版を読んだので解説が森博嗣だったんだけど、ビックリするくらい内容が頭に入ってこなくて困惑(笑
なんじゃあの文章は……