あらすじ
女性が長く、幸せに働くために、知っておきたい40トピックスについて、「女の転職type」編集長が、豊富なデータを交えて徹底解説。生涯賃金格差、転職、狙い目職種など実用的なテーマから、パートナー選びや妊娠・出産まで、幅広くキーワードをカバーする。
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Posted by ブクログ
女性活躍推進の言葉が叫ばれて久しい今日。女性のキャリアの選択肢が広がる一方で、ライフイベントとの両立や昇進への懸念など、悩みに直面する女性は増えているだろう。そんな社会に向き合い、どう歩みを進めれば良いかを丁寧に指南してくれるのが本書だ。社会情勢の俯瞰的な話から、自身の考え方を整理する仕方など、キャリアに悩む女性が欲しかった言葉が多く詰まっていた。課題にぶつかる時にはつい感情的になりがちだが、一歩立ち止まり、自分自身を見つめて考えるきっかけを得たい方に最適だと思う。
▼刺さった言葉メモ
◼︎マクロ的な視点で見れば、意思決定層に女性が増えていくということは、社会の枠組み自体が変わっていくということ。
自分の一歩、勇気ある選択が、社会全体のジェンダー平等を前進させるための一助になるかもしれないという発想を持つことも大切なこと。
◼︎(抜擢人事を依頼された際)異動理由を確認すること。依頼された根拠を強みとして自覚し、自信をもって仕事に臨むこと。自分ではないものになろうとしても苦しいだけ。できないことに目を向けるよりも、その抜擢によってどんなキャリアにつながるのか、経験値や未来の収入がどれだけ変わるのかに目を向ける。自分自身が学び続けられるよう前進してほしい。
◼︎(出産、育児、更年期などが女性のキャリア形成にデメリットになるという風潮に対して)だからこそ、女性はキャリアの棚卸しをしやすい。女性は男性よりも自分の人生と向き合いやすいといえるかもしれない。