【感想・ネタバレ】つなみのレビュー

あらすじ

■内容紹介
2011年3月11日、東日本大震災が発生した。津波による甚大な被害。直接的な被害を被っていない埼玉県に住む夫婦も、目もあてられぬ状況におののき、茫然としているだけだった。しかしながら震災の余波は、妻の失踪、夫の失業などに形をかえて、じわじわと夫婦におそいかかる。人々の心にまで及ぶ震災の被害。震災と津波が唯一残したもの、それは「生きること」そのものを考える“きっかけ”だった。震災によって心かき乱され、崩壊していく夫婦の生活を描いた長編小説。

■著者紹介
沢 正(たく しょう)
埼玉県出身。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

つなみの被害はなかった埼玉県で、つなみのようにおしよせる不運に、一組の夫婦が壊れて行く話。
「震災離婚」の後で読むと、うむむと唸ってしまいます。もともと妻への思いやりを失っていた夫だけれど、そのことに気づいた時はもう、妻は被災地に行ったきりになっていました。
何がほんとうに大事か、思い出すために失ったものは大きかったけれど、2人の再会と再生があるかもしれません。物語の終わった後で・・・・・・・。

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2012年10月05日

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