あらすじ
トランプ政権による国家改造の成否に関わらず、リベラル・デモクラシーへの不信感は決定的なものとなっている。左右両極の間で起きた思想戦争の内幕を追いながら、テック右派から宗教保守、ネオナチなどの思想家たちが、なぜリベラルな価値観を批判し、社会をどのように作り変えようとしているのか、冷静な筆致で読み解く。
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Posted by ブクログ
第二次トランプ政権下の世界への理解を深める一連の読書シリーズの最後として期待通りだった。
「現在のアメリカ古典的自由主義を含め、保守主義もまた居場所を失いつつある。右であれ 左であれ、いまや穏健であることは罪になりつつある。対立する価値観や利害のあいだで可能 な限りのすり合わせを試みるような態度は利敵行為とみなされ、敵なのか味方なのかはっきりしない者はどちらからも胡散臭い目で見られる時代である。その只中で、一体どのような思想 を紡ぐことができるのだろうか。」
「かれらが唱えているのはせいぜいのところ「イデオロギー」であって、もっと言えば、実際のところは利害の表明、最悪の場合は単なる妄想や思いつきでしかないのではないか。そうした批判は十分にありうる。」
「かれらの主張を端から軽く扱うような心構えをとれば、現在のアメリカ発の知的な動きを見誤ることにもなりかねない。」