あらすじ
同級生の“友だち”欲しさに、過疎化が進んだ田舎からサイバー都市の高校へ転校してきた「大太郎」《だいたろう》は、量産型クローンの少女「ミケ」と出会う。
そんな中、“ヨーカイ”と呼ばれる未確認大型生物が学校に侵入する事件が発生し・・・!!︎
妖怪meetsクローン少女!!︎
新進気鋭の作家・髙橋碁飯が描く、サイバーパンク×妖怪SFアクション開幕──!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
妖怪×サイバーパンクの組み合わせが斬新で面白かった。
主人公とヒロインの行動に迷いがなく、一貫性のあるキャラだったので感情移入しやすかった。
会話は淡々と繰り広げられており、テンポよく読めるが、後半の覚醒シーンは思わず手を止めてしまうくらい手に汗握る展開だった。
Posted by ブクログ
サイバーパンク妖怪アクション漫画の「ダイダラ」。
舞台は近未来なんですが、何というか『怪物事変』みがありますな。
主人公の意思が空っぽではなく、ちゃんと目的意識があるのが違いではあるし、自分の異能についての向き合い方とかも全然違います。
でも、異能をもつ故に社会に馴染めずにいた個人が、仲間?や友人?との関係性で、新たな自己を構築し社会と繋がり、その先の生きる目的を見出してゆく、というのは同ジャンルの構成だと思います。
空っぽな夏羽と違って、大太郎はため込んだものがあるのですが。
空っぽではないか。感情の表現が希薄すぎてそう見えるだけだもんな夏羽は。
帯の煽りはだいぶ大上段に構えたもんだ、というのが正直な感想。ただ、その煽りに乗せられて読んでみるかとなったので、成功していますね。
『AKIRA』はだいぶ昔に読んだきりなので、記憶が曖昧。全集完成したら、その時に一気読みしようと思っています。
巨人妖怪のだいだらぼっちの「ぼっち」が、大太郎の孤独さ。それがタイトルのように取れる日が来るでしょうか。
あれだヨルシカの思想犯。他人に優しいあんたにこの孤独がわかるものか、死にたくないが生きられない、だから詩を書いている。
この「死にたくないが生きられない」の部分を抱えている大太郎の物語だ。