【感想・ネタバレ】雷帝陛下と激愛のつがい~神子の末裔は孤高の皇帝の荒ぶる愛に溺れる~【電子書籍限定版】のレビュー

あらすじ

アシェル、お前を愛している

孤独に生きる者同士の運命の恋

『皇宮の人間には決して見つかってはいけないよ』そう言い聞かされて育ったアシェルは、自身の碧の目を隠しながら一人で生きている。ある日、橋から落ちそうになっていたところを助けてくれた男――エシュトヴァーン皇帝・ゼイランにいきなり宿へと連れていかれ、「これから皇宮で暮らしてもらう」と告げられ!? 強大な雷の力のせいで誰にも触れられず、アシェルが初めての人間だと語る彼に「好きなだけ触れさせろ」と命じられて――。

電子限定書き下ろしSS「愛を教えてくれたのは」収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

皇宮の人に見つからず近ずかないよう、人目につかないように一人でひっそりと暮らしているアシェルがある日皇宮、しかも皇帝のゼイランに出会ってしまう。
ゼイランは雷の力を持ち人と触れ合うことが出来ない寂しく辛い人生を送ってきていてアシェルが触れても大丈夫であると知るとほぼ強引に皇宮へと連れて行ってしまうのには酷いなと思いました。
そんなゼイランに対して抵抗し、でも無理だとわかるとそれを受け止めるアシェルの穏やかで優しい性格が少し悲しかった。
ゼイランもはじめは唯一触れる事の出来る相手だから、だけだったのがアシェルと過ごすうちにアシェル自身に惹かれていき、アシェルもゼイランに惹かれて、とお互い好きになっていく過程が良かったです。
アシェルの身元が分かり、ゼイランの祖父を毒殺したのが母親であることからゼイランとは一緒に居られないと悩み苦しむのには切なくて。
でもそんなアシェルをゼイランは手放す気はなくアシェルのためにと努力しようとしたのには安心でした。
けれどゼイランの祖父を毒殺した真犯人が分かりゼイランを操って国中に雷を落とさせている所にアシェルは行き命を懸けてゼイランを守ろうとした場面、涙が止まらなかったです。
騒動は片付き、アシェルの母の身の潔白も証明され2人は周りに祝福されながら結ばれて本当に良かったです。

ラストでは雷の血を引く子は残さず、とありゼイランがその力を持っていたこと、持つ事の辛さを子孫に与えたくないという決意を感じゼイランの切なさを感じ少し寂しく悲しかったです。

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2025年06月19日

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