【感想・ネタバレ】新装版 殺しの双曲線のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年02月11日

【神作、完全にだまされました】
一卵性双生児であることを利用したトリック。しかしこのトリックが強盗事件だけでなく、連続殺人のトリックにも使われていたとは全く想像できなかった。完全にミスリードに引っかかった。また犯人の動機も「良いことも悪いことも何もせず、ただ生きているだけの現代人」を批判する(個人的...続きを読むな解釈)ようなものであり、社会派•西村京太郎の側面も垣間見えた。アガサクリスティの『そして誰もいなくなった』も読んでみたいと思う。

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Posted by ブクログ 2023年04月26日

⚪︎全485p
⚪︎クローズドサークル
⚪︎「そして誰もいなくなった」を題材とした双子替え玉トリック
⚪︎双子が2組でるところがミソ
⚪︎証拠がなく心理的に追い詰めるラスト
⚪︎サクサク読めて面白い

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Posted by ブクログ 2023年10月22日

二時間サスペンスの時刻表トリックの人、というイメージだったが本格的なクローズドサークルミステリーだった!
でもやっぱり鉄道はからんでくるのね(笑)

■双生児
あからさまに出てくる双子とは別の双子がいるんだろうなぁとは思ったが誰なのかはよみきれなかった
実際に指紋やDNAの証拠がなく、目撃証言だけで...続きを読む双子の罪を証明するにはどうするんだろう?
ドラマ化されてるので驚いたけど大幅に内容が違って双生児も出てこないらしい…
そりゃあ小説ならではのトリックだしね

■罪の証明
客観的に証明できるものは何もなく逃げ切りなのか?と思ったが…最終的には自白しただろう。
撃たれた子がどこでからんでくるのかと思っていたがそう繋がるのか
確かに動機から考えればめちゃくちゃ効くよな
見てみぬふりどころか能動的に動いた結果だから余計に悪いし(-_-;)



王道のクローズドサークルミステリーでとても楽しめました
というか婆ちゃん転んでたのにホームで写真撮ってた新聞記者も復讐対象では???

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Posted by ブクログ 2023年04月14日

「メイントリックは
双生児であることを利用したものです」
最初にこの一文がある

アガサクリスティ「そして誰もいなくなった」
のオマージュ的小説

オマージュなので
全員殺されるのかな
と思ったけれど..そうだった
最初の方はトリックや犯人は
全然わからなかったけれど..
終盤..色々なヒント...続きを読む
双子トリックも割とあっていて..
犯人も当たったので..
「やった!」という気持ちになった
面白かった‼︎

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Posted by ブクログ 2023年02月28日

アガサクリスティの名作をオマージュした作品。
冒頭の読者への挑戦がかっこいい!
個人が特定できないという一点で無罪を押すことができるんだ、と驚き。警察が犯人の組んだ仕掛けを崩せず、最後は不幸な事故を持ち出し感情を揺さぶるというのはうーん、、でした。理論を崩す探偵ではなく、目的が犯人逮捕なのでそうこと...続きを読むなのだろうと納得はしました。
一見関係のない事件が平行を辿る展開に、先が見えずドキドキして面白かったです。

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Posted by ブクログ 2021年11月28日

アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」に挑戦した作品。本書の最初にノックスの十戒どおり双生児を使ったトリックですと、明かしている。それすらも作者の、巧妙な罠だったのだと感じました。小柴兄弟、早川と西崎、両方とも法で裁くのは難しい。その状況で最後、心理に的に追い詰めたのはとても印象的です。殺し...続きを読むの︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎双曲線︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎という意味が読後に理解しました。

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Posted by ブクログ 2022年06月26日

西村京太郎はいくつか読んだことがあるが、これが一番面白かった。双子トリックだよと冒頭で明かしてしまうのは素晴らしい。作品の出来に自信がないとできないことだと思う。
この作品を読んで感じたのは改めて現代は犯罪がしにくいだろうなということ。特にクローズドサークルは作りにくい。


終わり方はあまり良いと...続きを読む思えなかった。
警察があまり優秀でない映り方をするので、最後はしっかり捕まえてしまうのが良かったかと。
動機も違和感。何もしなかったから復讐?ピンとこなかった。

それでも東京での双子の暴れぶりは面白く、後半にいくにつれ緊迫感も増すので、スラスラ読めてしまった。

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Posted by ブクログ 2021年10月25日

 やはりというべきか。「名探偵コナン」にパクられていた双子トリックであった。とはいえ、面白い作品だ。
 本作のキモは、閉ざされた雪の山荘からの脱出にある。全員が殺されて、死体で発見される。ならば、犯人は誰だろう。別にいるのなら、どうやって脱出したのか?
 「木を隠すなから森の中に」ではないが、人混み...続きを読むをつくりだせばいい! 警察、新聞記者、遺族・・・。そのどさくさに紛れて逃げる。ここで登場するのが、まさに本作冒頭で提示される「双子トリック」である。
 物語は、雪の山荘と、東京の強盗事件というで交互に進んでいく。双子トリックとは、この東京の事件のことなのかな?と予想していくと、見事に裏切られる。犯人たちの動機が面白い。彼らが「許せなかった」のは、行為の無自覚であった・・・。
 「そして誰もいなくなった」の変形といえば、「ジェリーフィッシュは凍らない」にすごく似ていると感じた。こちらは、脱出のキモは「ジェリーフィッシュは実は○○○だった!」であったわけが。
 堂々と名作リストに入るだろう。

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