あらすじ
学校の高嶺の花、花井紗子が自宅の浴槽で死んだ。紗子のことが世界でいちばん大好きだった幼馴染・羽島侑は、“自殺“という彼女の死因に納得できず、紗子との共通の友人であった瀬名小春と共にその理由を探っていく。しかし、完璧だったはずの紗子にも、ある歪んだ一面があることを知って…!?普通じゃないのは自分だけじゃなかった。上っ面だった友人関係が壊れて、でも、だからこそはじめて知れた大切な人のこと。普通じゃない、痛くて青い物語。
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Posted by ブクログ
「紗子はあの日、死んでよかった」このフレーズがやはり強烈な印象を私に与えた。死とはなんだろうか。忌み嫌われ、遠ざけられるものとして日本では一般的に認識されているように思う。
「完璧」に自らの望む形での死を選択した紗子と、否定せず、受け入れる形をとった小春と侑。
死に関して、短期間に捉え方が揺れ動く三者が鮮やかに描かれており、灰色のベールで纏われている「死」や「普通」などといった答えがない問いについて深く考えさせられる作品であった。
Posted by ブクログ
花井紗子が死んだ理由を幼馴染の羽島侑と親友の瀬名小春がそれぞれの葛藤から探していく物語。
題材がけっこう難しく、3人の視点それぞれで描かれているのが噛み合っているようないないような不安定な感じが余計にしんどかったかもしれません。
中学生や高校生が読んでどんな風に思うのか知りたい気持ちもある。
美人で優しいけど勉強も運動も出来なかったら一軍にはなれないんやなぁと改めて残酷なカーストやわと、ワタシが学生時代にはそんなカーストなかったなぁと思って、幸せたったのかもしれないとうんざりしました。
瀬名小春と羽島侑がそれぞれのフェチを認め合ったりしたのは良かった。親友にはなれないかもだけど、ずっとそばにいれたらいいね。
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